11月29日 フィリピン・被災地アクラン州での支援活動について

マーシーリリーフの4番目の救援チームは、11月26日火曜日、台風直撃により被害を受けた中部西ヴィサヤ地方のアクラン州カリボ、ニューワシントン、ヌマンシアといった地域で支援活動を開始しました。支援活動はフィリピンの非営利団体Panay Center for Disaster Responseとの密接な協力の中で行われ、救援物資の食糧は4000以上の家庭に行き渡りました。さらに、マーシーリリーフの水のろ過システム「PedalPure」が清潔な飲料水を供給することができました。
(写真は被災者に物資を渡す石関さん)
【被災者の話】
ニューワシントンのTambak村に住むJuliana Ozamisさん(65歳)とその息子は、台風からなんとか逃れることができました。
しかし災害から3週間経過してもなお、彼女たちを含めた410,000の世帯が台風の前の生活を取り戻せていません。彼女の近所では災害が起こって以来、公共機関や援助機関から何の支援も受けておらず、残ったものを分け合ってなんとか生活しています。
ニューワシントンは特に深刻な被害を受けた沿岸地域の1つであり、竹やアナハウの葉で出来ている1万軒の家々は破壊されました。電力は4か月分しか蓄えられていないとみられています。さらに、村人の収入源だった漁業や作物栽培は壊滅状態になっています。
【被災した村の村長さんの話】
台風直撃の2日前、Barangay C. Laserna村の村長Nenita Feliciano Tugnaさん(51歳)は、村の人々をアクランの避難所へ移動させていました。
彼女は、マーシーリリーフの支援物資の配給をサポートする150人のボランティアをとりまとめも行いました。彼女は、「友愛と分け合う心が、人々を直面する困難から立ち上がらせていました。このことが、生き残った人々のモラルを高め、正常な価値観を保たせていたんです。」と語ります。
【マーシーリリーフ最高責任者Goh Chin Siang】
「いくつかの地域は復興へ向けて努力し始めていますが、まだまだ多くの被災者が生存のために不可欠なニーズが満たされないままでいます。MRは、支援の行き届いていない孤立した地域への援助を続けるつもりです。」
マーシーリリーフチームは、より深刻な被害を受けた地域を救済するため、パラワン州へ進む予定です。
マーシーリリーフの報告原文はこちら

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