災害・復興支援:アメリカ同時多発テロ

災害概要

2001年9月11日にアメリカ合衆国で起きたテロ事件。ハイジャックされた大型旅客機が世界貿易センタービル等を目標に激突し、甚大な被害を及ぼした。犠牲者数は、約3,000とされ、テロ事件としては世界最大の被害となった。
テロ概要等については外務省のページを参照して下さい。

支援概要

9月11日アメリカで発生した「同時多発テロ事件」に対して、ピープルズ・ホープ・ジャパンでは、以下の主旨で募金活動を行い、集まった収益金674,798円を米ProjectHOPEを経由して寄付しました。一方現地NPOの中には草の根活動で、自家出産援助や生まれた幼児の発育助成に有効な活動をしているところが出始めているなどの実状もわかった。
•救援対象は被災者全員として国籍を問わない。
•使途は医療支援に重点をおいた救援に限定する。(政治、軍事目的ではない)
•具体的な支援方法は世界のProject HOPE組織と連携して決定する。

ご報告(2002年4月)

あの衝撃的な9月11日の同時多発テロ事件から、早くも6ヶ月が経ちました。崩壊したニューヨーク貿易センタービルのあった場所は、瓦礫の山がほぼ片付けられ、ニューヨーク市民も悲しみの中から立ち上がり、活気を取り戻しつつある事は嬉しい事です。しかし、一方、まだ多くの市民が、あの日の衝撃から抜けきれず、コンクリートを砕く削岩機の音から上空を飛ぶ飛行機の音、地下鉄の音、車のブレーキの音に至るまで、あらゆる雑に恐怖を感じ,それが心の中に脅迫観念の雲となってかかり、心理的障害を起こしていると言われています。
プロジェクトHOPEジャパンでは、人道支援のため皆様からお寄せいただいた浄財をどのような形で使わせて頂くか慎重に検討して参りました(前号ニュース御礼と中間報告)。その結果、冒頭に述べたニューヨーク市民の心理障害に対する診療・治療施設で、テロ発生後は無料サービスを行っている「Psychotherapy & Spirituality Institute(PSI)」(本部は貿易センタービルの隣ブロックにあり、多くのソーシャルワーカー,心理学者、牧師カウンセラーをかえる心理療法協会)に寄贈する事が、私共のミッションに最もふさわしいと判断し、これに決めました。
具体的には、本年1月来日したProject HOPEのCEO(理事長)のDr. Howeに依頼し、2月8 日にニューヨークのPSI本部にて贈呈式を行い、皆様からのご好意を無事お届けする事が出来ました。PSIからは友情の積み重ねであるこの支援に深い感銘と感謝の言葉が寄せられています。
ここに改めて御礼申し上げると共に、報告させて頂きます。


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