2020アジアのおはなしカレンダー募金 終了いたしました。

アジアのおはなしカレンダー2020 表紙
ピープルズ・ホープ・ジャパンの2020年チャリティカレンダーです。
カンボジア、ミャンマー、日本の子どもたちに
各国のおとぎ話をテーマに描いてもらいました。
1年間、それぞれの国の味わい深いおはなしの絵をお楽しみいただけます。

2020年版はこんなカレンダーです。

【仕様】
・祝祭日記載
・次月記載
・片面A4サイズ(広げるとA3サイズ)
クリックすると拡大して表示されます。

1月 2月 3月
4月 5月 6月
7月 8月 9月
10月 11月 12月
表紙
▲表紙
裏表紙
▲裏表紙
紹介ページ

アジアのおはなしカレンダーのできるまでのおはなし

カンボジア、ミャンマー、日本といったピープルズ・ホープ・ジャパンの活動地で、各国のおとぎ話をテーマに絵を描いてもらいました。絵本をめくるような楽しさがある
12 か月です。
【カンボジア】
コンポントム州の小学校で「ハヌマーンと逆さの山」という絵本を小学校で絵を描いてもらいました。絵本は内戦で多くの文化資産がなくなったカンボジアでむかし話の発掘、伝播活動をしている一般社団法人ホワイトベース 石子貴久氏の制作したものです。


【ミャンマー】
PHJ ミャンマーの支援地の中学校で「あきらめないよ」という絵本の絵を描いてもらいました。絵本はアジアに絵本を届ける活動を実施している公益社団法人シャンティ国際ボランティア会がミャンマーで出版したものです。


【日本】
PHJ東京事務所のある武蔵野市の子どもたちに日本のおとぎ話の絵を描いてもらいました。誰もが知っている馴染みのある日本のおとぎ話を描いてくれました。子ども達が何人かで一つの作品を描いているものもあります。

カンボジア洪水子ども支援募金

【ご報告】

2018年9月14日より開始しましたカンボジア洪水支援は2018年12月31日に終了いたしました。
集まった募金額は39万1127円となりました。短い期間に多大なるご支援に心より御礼申し上げます。

なお、本事業において実際に使用しました経費は57万8000円となります。不足分に関しては自己資金にて調達する予定です。現在もカンボジアでの母子保健改善に向けて支援活動をしていますので、今後ともPHJへのご支援どうぞよろしくお願いいたします。
経費の内訳は以下の通りです。
水 28万7000円 人件費 18万5000円 車両代 7万5000円 その他 3万1000円

洪水による健康被害の予防に向けて、NCGM国際医療協力局の協力のもとに支援活動を実施。


2018年8月よりメコン川流域で洪水が発生し、15人が死亡、うち9名がPHJ事業地のあるカンボジア コンポンチャム州で亡くなっています。(※1)PHJの事業対象地の一部でも、洪水により地域の大部分が水没し、多くの住民とその家畜が主要道路沿いの家屋付近に密集し避難生活を余儀なくされています。
水没したエリアでは飲み水や生活用水として使われている水が排せつ物などで汚染されている状況です。もともと脆弱な農村地の衛生環境がさらに悪化し、子どもの健康状態への影響が懸念されています。
PHJでは、このたび国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局の調査チームの協力をえて、緊急物資支援の配布だけでなく、重篤な急性低栄養、繰り返す下痢などの重篤な感染症兆候のある2歳未満の子どもの早期発見・搬送と、健康教育による村人の健康被害の予防啓発活動を実施します。
※1 2018年8月13日 プノンペンポストより

飲料水ボトル(20リットル)の配布中

【被害状況】
今回の洪水でコンポンチャム州、ほか4州の住民43,250人、27地区、141集合村が被害を受け、4959世帯が被災しています。コンポンチャム州では42集合村の166村、22,335世帯が被災し、4543ヘクタールの水田、466ヘクタールのトウモロコシ畑、629ヘクタールのその他の農耕地が水没しました。(2018年8月8日および8月13日 プノンペンポストより)
【NCGM 国際医療協力局プレスリリース】
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際医療協力局のプレスリリース
「NCGMカンボジアの子どもの栄養研究班が、コンポンチャム州で発生した洪水被害の支援・調査活動を開始 」

移動も一苦労

【対象地と対象者】
コンポンチャム州 クポッタゴン・ピァムゴッスナー保健センター
管轄村16村の2歳未満の子ども(推定対象人数500)とその家族(健診に来た人)
【支援内容】
1.緊急物資支援の配布
飲料水ボトル(20リットル)の配布(対象年齢の子どもを持つ世帯当たり2ボトル)
2.健康診断
NCGM調査チームの協力により2歳未満の子どもの身体測定、健康相談を実施
3.健康教育
保健ボランティアによる健康教育(下痢、衛生について)
9月、10月の実際の活動についての報告はこちら→洪水被害を受けた地域での支援活動(健診、健康教育、水の配布)

【目標募金額】
100万円 (海外・国内事務所経費含む)
【期間】
2018年12月末まで

■PHJのカンボジア洪水子ども支援募金にご協力ください

クレジットカードで
>>クレジットカードで寄付する
銀行振り込みで
振り込み先は下記口座のみとなります。
振込先>> みずほ銀行三鷹支店 (普通)4370706 ピープルズ・ホープ・ジャパン
入金前にお申込みフォームにて 「カンボジア洪水子ども支援募金」と「みずほ銀行」にチェックして、支援金額、お名前、連絡先を連絡ください。
※ピープルズ・ホープ・ジャパンへの寄付は認定NPO法人への寄付金として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。詳細はこちらをご覧ください。

西日本豪雨被災地でAMATがDMATと連携して支援を展開

西日本を中心に記録的な豪雨被害をもたらした「平成30年7月豪雨」の被災地に対し、全日病はAMAT(災害時医療支援活動班、All Japan Hospital Medical Assistance Team)を派遣し、岡山県を中心にDMAT(災害派遣医療チーム)との連携の下で支援活動を展開しました。

災害対策本部にてDMATとAMATが連携

全日病は7月7日の段階でAMAT本部を立ち上げ情報収集を開始しました。
AMATは、被害が大きかった倉敷市を中心に活動し、10日から16日にかけて、最大6隊のAMATが被災地に滞在する形で支援活動を継続しました。
AMAT

現地では県の災害対策本部の下でDMATと協働し、DMATの手が及ばない避難所の支援を担当し、AMATの特徴である病院救急車の機動力を生かし真備を中心に避難所巡回治療を行いました。
また地元の消防力を補完する形で、病院救急車を活用して傷病者の医療搬送を行いました。
7月14日からは日本医師会のJMATが被災地に入り、AMATはDMATとJMATをつなぐ役割を果たしました。
全日病事務局によると、今回の支援活動に参加したAMATは、7月8日~16日にかけて13班52名となりました。
AMATとして出動した病院は以下の通りです。
【AMAT出動病院】
筑波記念病院、南多摩病院、永生病院、松波総合病院、平成立石病院、花と森の東京病院、加納総合病院、京都きづ川病院、大阪暁明館病院、福岡新水巻病院、織田病院、赤穂中央病院
【全日病災害時医療支援活動班】
光生病院
 

西日本豪雨災害支援募金(2018年10月末まで)

本募金は終了しました。集まった募金額は2,701,658円となりました。
ご協力いただき誠に感謝申し上げます。集まった募金は全日本病院協会のAMATなどの活動費に充てられます。

このたびの西日本豪雨におきまして被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
西日本各地の豪雨にともなう洪水や土砂崩れなどにより、多くの住民の皆様が被災されました。
こうした状況を受け、PHJは 災害直後より被災地で医療支援をしている全日本病院協会の活動費を支援する募金活動を開始します。

倉敷市立薗小学校

集まった募金は全日本病院協会会員病院のAMAT(災害時医療支援活動班)の活動費などの支援に使われます。PHJは必要な管理費を募金から使わせていただきます。
今回AMATは、7月9日から16日までの7日間、岡山県を中心に被害の合った地域に1日に5班、多いときには10班ほど派遣されました。
(AMAT派遣病院・団体:筑波記念病院、南多摩病院、加納総合病院、平成立石病院、京都きづ川病院、大阪暁明館病院、永生病院、福岡新水巻病院、織田病院、赤穗中央病院、花と森東京病院、松波総合病院、全日本病院協会)
主な活動は避難所の巡回診療、救急搬送です。救急車が足りず、AMATが救急搬送を担った点が今回のAMATの特徴です。

(全日病職員の方による真備地区の視察報告)
真備地区は2階まで水没した影響で道路脇は家財が山積みされ、それを運び出す車両が路肩に止められているため
1車両しか通れないところに双方から車両が来るため交通マヒが発生している箇所もありました。また、猛暑の中、泥につかった稲は全滅しておりました。

活動レポート

2018/8/21
AMATとDMATが連携支援詳細はこちら

※ピープルズ・ホープ・ジャパンへの寄付は認定NPO法人への寄付金として、所得税・相続税・法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。詳細はこちらをご覧ください。

古本チャリティ募金

不要な本やDVDを送って、PHJを支援しませんか。


PHJは古本チャリティ募金を(株)ブギ様の古本チャリティ募金センター「本棚お助け隊」の協力により始めました。
ご自宅や会社などで不要になった本やDVDを、「本棚お助け隊」に送ると査定され、買い取り金額に10%を上乗せした額がPHJに寄付されます。(10%はブギ様の協力お礼金となります。)
※この仕組みではご支援者様はブギ様に本を寄贈し、ブギ様がPHJの寄付金を支払うという形になるため、ご支援者様へ寄附控除のための領収書は発行されませんのでご了承ください。
対象となるアイテムも幅広く、雑誌や漫画、受験で使った参考書や旅行のガイドブック、また趣味で集めたフィギュアや楽器、ゲームなどもお取扱い可能です。
≫買取可能アイテムについて詳しくはこちら
発送用の段ボールがない方は、無料段ボールのお取り寄せも可能!
また、ゆうパックの着払いで発送するだけなので、送料もかかりません!
≫古本チャリティ募金の申込みはこちら
 
下記チラシデータをクリックしてPDFをダウンロード・印刷してお申込用紙としてもお使いいただけます。

古本募金申し込み用紙(PDF)

(企業・団体様へ)
チャリティ古本ポストを設置しませんか
企業オフィスや施設等に「チャリティ古本ポスト」を設置し、本などを回収します。
回収した本は現金化され、PHJに寄付されます。企業の社会貢献活動やSDGs推進につながります。
ご興味関心のある方は、お気軽にご連絡ください。
《お問い合わせ・連絡先》ピープルズ・ホープ・ジャパン事務所 0422‐52‐5507

ミャンマー助産師教育募金

ミャンマー タッコン郡の安全なお産をささえる助産師のスキルアップを。


 たった1人で住民の健康管理を任されるミャンマーの助産師
ミャンマーの助産師は高等教育終了後に2年過程の助産師養成校を卒業後に、村の一次医療施設であるサブセンターに政府職員として配属されます。

・約3千~1万人をカバーするサブセンターを、助産師と公衆衛生スーパーバイザーのたった2名で対応しています。
・助産師は妊産婦のケアや、分娩介助といった母子のケアだけではなく、一般診療や予防接種など多岐にわたります。

 タッコン郡の全助産師41名のスキルアップにより7,000人*の女性を支えられます。
PHJではタッコン郡の全助産師41名が適切な母子保健サービス(妊婦健診、分娩介助、産後検診、新生児健診、家族計画)が提供できるように母子保健の知識を復習するトレーニングを開催します。目標は知識テストとスキルチェックの結果が90点以上になることです。(*妊娠可能な年齢の女性)

また本活動ではトレーニングに必要な骨盤模型を提供する予定です。

【トレーニングを終えた助産師のインタビューその1】

「分娩後出血時の対応や呼吸停止の新生児の蘇生の演習を受け、緊急事態に対して自信がつきました。」
(Thinzar Nweeさん Htone Boサブセンター所属)


このトレーニングは私たち助産師にとって本当に役立つものです。
というのも、日ごろから地域住民に向けてたくさんの保健教育や患者サービスを行っていますが、中には実際にどうやったらいいかわからないこともあるからです。トレーニングでは妊婦や母子に向けたサービスやケアのための実践的な技術を系統的に学びました。
たとえば分娩後出血時の対応や呼吸停止の新生児の蘇生の演習を受けたことで、こうした緊急事態に対して自信がつきました。

【トレーニングを終えた助産師のインタビューその2】

「理論中心だった助産師学校とは違い、実践的なことを学びました。」
(Thin Thin Nweeさん 母子保健クリニック所属)


ちょうど一か月前から働き始めたばかりです。配属されて2回の分娩介助を行いました。
このトレーニングは助産師学校で教わったことを思い出させてくれるので、私のような新任の助産師にもとても役立ちます。
助産師学校では理論的なことを中心に学びましたが、このトレーニングでは分娩後出血や妊娠高血圧症候群に関する多様な知識、新生児蘇生の方法、そして他の助産師の経験を聞いて学ぶことができました。またこのトレーニングがあればぜひとも参加したいです。
あなたの支援でできること
1,000円のご寄付で1人の助産師に対し1日分のトレーニングが提供できます。
2万円のご寄付で4人の助産師が5日分のトレーニングを提供できます。
 
助産師教育募金に寄付する
個人の方 一口1,000円 法人の方 一口20,000円 でお願いしております。
■オンライン決済(クレジットカード)の場合
個人の方

  

法人の方

  


■銀行振り込み口座
入金前にこちらのお申込みフォームにて寄付の種類、氏名、住所を連絡ください。
領収書はご入金確認後、発送致します。
みずほ銀行 三鷹支店(普通)1357971 ピープルズホープジャパン
三菱東京UFJ銀行 三鷹支店(普通)1524692 ピープルズホープジャパン
※振り込み依頼人名の前に必ず16 を入力ください。

カンボジア安全なお産応援募金

【ご支援ありがとうございました。こちらの募金は終了しました。】
2017年2月より開始しましたカンボジア安全なお産応援募金は2018年3月31日に終了いたしました。
集まった募金額は626,801円となりました。皆様の多大なるご支援に心より御礼申し上げます。

カンボジアではおよそ200人に1人が
妊娠や出産時に亡くなるリスクを抱えています。

カンボジアの農村部では医療施設が未整備で、医療人材が不足しています。そのため自宅での出産が多く、万一の際に適切な手当ができないため多くの母子が危険にさらされます。こうした状況を少しでも改善するため、PHJでは、カンボジアコンポンチャム州で、母子のケアを中心とした保健状況の向上をめざし、地域全体の教育支援活動を行っています。カンボジアの活動についてはこちら

母子の継続ケアでより安全なお産を。

安全なお産に不可欠な保健センターでの妊婦健診、出産、産後検診・乳児健診。これらのケアの定着化をめざして450名の女性に奨励ギフトの配布を行います。

募金概要

寄付目標金額:100万円(海外・国内事務所経費含む)
現在の募金額:626,801円(3月29日現在)
受益者:カンボジア コンポンチャム州のPHJ支援地域に住む女性 450名
募集期間:2018年3月まで     一口:1500円

カンボジアでは奨励ギフトを配布中!ご支援お願いいたします。

2017年4月の現地の近況報告は下記の写真をクリック

2017年2月
保健センターで妊婦健診を受診し、出産を終えたお母さん。

元気な赤ちゃんが生まれました!

地域の人に保健センターでのサービスを受けるように奨励ギフトの告知をしています。

本募金により支援した病院数の報告

本募金で支援した病院の総数は59病院となります。
具体的には被災した全日本病院協会所属の病院は熊本県58病院で、うち57病院(1病院辞退)を支援。また、大分県では4病院が被災し、うち2病院 (2病院辞退)を支援しました。

PHJから全日病に寄付金

PHJが平成28年熊本地震の医療支援として集めていた寄付金は1200万円に達し、
7月15日にPHJから全日本病院協会(全日病)に全額お渡ししました。

左:全日病 西澤会長 右:PHJ 小田理事長

熊本地震活動報告(全日病ニュース7/15)

全日病ニュース7/15号より地震発生の4月14日から5月初旬までの活動の報告のまとめを抜粋します。
■全日病と日本医療法人協会の合同対策本部を設置
今回の支援活動の特徴は、まず、全日病と日本医療法人協会が合同災害対策本部を立ち上げたこと。これにより被災地における拠点を設置したり、人を派遣する上で役立った。
・先遣隊を派遣したことや ためらわず行うPush 型の支援も特徴としてあげられるだろう。
・病院支援においては災害時医療支援活動班 AMAT(All Japan Hospital Association Medical Assistance Team)の活躍が大きかった。入院診療支援(緊急増床分)と外来診療支援(夜間時間外救急)さらに避難所の巡回診診療などの活動を行った。
■発災直後から迅速に対応(14日~16日)
災害発生時は最初の3日間が非常に重要である。
・4月14日には、本部事務局に災害対策本部を仮設した。発災の 30分後には全日病事務局に事務員2人がかけつけ、対策に入った。まず熊本県内の会員病院の被災状況を確認した。
・4月15日 11時には、全日病と日本医療法人協会の合同で、災害対策本部を設置。発災から 14時間で、対策本部を立ち上げた。
・4月16日の午前1時 25分に本震が発生した。前震の被災状況から、今回の震災はあまり大きくないと認識していたが、本震後の状況をみて認識が大きく変わり、支援活動をリセットすることとなった。
■支援物資の搬送で協力を得る(16日本震から)
16日に、白鬚橋病院の AMAT が空路で出発。同病院の大桃院長は、救急・防災委員会の委員であり、災害医療の専門的知識を持っているため先遣隊として現地に入っていただいた。
現地の会員病院から水や食料が不足しているという連絡があり、対策本部にて早急に対応を検討した。
支援物資の搬送に当たっては、福岡県の田主丸中央病院・ヨコクラ病院を拠点として熊本市内に搬送することとした。もう一つのルートは鹿児島県から搬送するルートである。災害対策本部で鉾之原常任理事・鹿児島県支部長(市比野記念病院)が物資の搬送を申し出ていただいた。
余震が続き、熊本市内の状況がわからない状況だったが、鹿児島県から市比野記念病院、国分中央病院、サザンリージョン病院の3隊が熊本市内に水や物資を運んだ。こうして初期の一番たいへんな時期に水と食料を届けることができた。
16日には全日病の災害救援物資の搬送チームが出発した。全日病本部では、いざというときの災害救援物資を備蓄しており、すべての救援物資を被災地に運ぶことを対策本部で決め、事務局員の2人が物資を持って現地に入ることとした。
熊本市内では、青磁野リハビリテーション病院を支援物資の拠点とすることとし、AMAT も同病院を拠点に活動を展開した。
【AMAT 派遣元・派遣先・期間】
・織田病院(派遣元) →熊本赤十字病院(派遣先) 4/15~ 4/16(期間)
・ヨコクラ病院→ 熊本赤十字病院 4/15
・白鬚橋病院→青磁野リハビリテーション病院 4/16~ 4/20
・赤穂中央病院① →青磁野リハビリテーション病院 4/16~ 4/18
・南多摩病院①→ 青磁野リハビリテーション病院 4/16~ 4/21
・永生病院① →青磁野リハビリテーション病院 4/17~ 4/20
・赤穂中央病院②→ 東病院 4/16~ 4/22
・永生病院②→ 東病院 4/20~ 4/24
・南多摩病院②→ 宇城総合病院 4/21~ 4/24
・霧島記念病院→ 東病院 4/23~ 4/24
・南多摩病院③ →宇城総合病院 4/25~ 4/28
■支援物資に対するニーズの変化
支援物資に対するニーズは時間の経過とともに変化する。
発災から3日間は飲料水の不足があったが、それを過ぎると水の需要は満たされた。医薬品・衛生材料などの需要は7日目くらいまで、日用品・食料品の需要は 14日目くらいまでであった。
現地では、4月 20日〜5月7日まで、県内の会員病院に毎朝9時にファクスを送り、支援物資の在庫状況を情報提供し、各病院に必要な物資をとりにきてもらった。
全国からオムツなどの支援物資を提供していただいたが、今回の地震ではイオンなどが大量の物資を送ったこともあり、支援物資は若干余ることとなった。
AMAT は東病院と宇城総合病院に人を派遣してしっかりした支援をすることができた。
5月17日には、西澤会長とともに被災地を視察し、阿蘇立野病院を訪れた。病院の裏側でがけ崩れがあり、撤収の判断をされたことは適切であったと思う。
同病院の上村院長にお会いし、復旧に向けてがんばるという意欲にあふれた表情をみることができた。
今回の熊本地震では、様々なことを経験した。AMAT は、災害時に民間病院が助け合うためにつくったものであり、今回その機能をしっかり果たすことができた。大きな震災がいつ起こるか分からないのが日本であり、今回の経験を活かして備えを確かなものにしていきたい。


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