ベトナムでの乳がん早期発見プロジェクト第2期(2013年―2016年)が修了し、最終報告が行われました。
この活動を支援してくださっている横河商事株式会社の横河惇社長と、坂口均取締役が
ベトナムで行われる本活動の最終報告と修了式に参加しました。
2013年から現地で活動を進めたVWU(ヴェトナムウイメンズユニオン)の
副代表Tran Thi Huong(左)と横河商事の横河惇社長(右)。
3か年の計画で実施されたプロジェクト。3年目の乳がん早期発見のプロジェクトは5つの省で実施され参加した女性は、目標より2000人以上多い、7315名となりました。
その理由としては地域で自発的に活動が行われたとのことです。
自立支援のPHJとしては理想的なかたちで活動が発展し、
現地移管ができました。
カテゴリー: ベトナム 乳がん検診推進
5省で771名が自己触診研修に参加
2013年より5省を対象に自己触診研修を実施。11月は5回の研修を行い、771名が参加しました。
各対象地域1,000名(30-70歳)の目標ですが、現段階で地域によって達成度に大きな差異が出ています。
タイ・グエン省:840名
ハイ・フォン省:2230名
フン・イエン省:1370名
ハ・ナム省:800名
ナム・ディン省:720名
まもなく3年目を迎え、プロジェクトが終了となるので、未達の地域については参加促進を働きかける予定です。
また、2016年1月には最終報告会議が開催され、現地の提携先であるVWU(ベトナムウイメンズユニオン)は当プロジェクトを活動の一環として取り組む旨を宣言する予定です。
乳がんについての知識を広め、予防活動を推進
活動2年目振り返りとトレーナー研修
現在進めているプロジェクトは3年間のプロジェクトで
2年目のレビューと3年目の活動に向けたトレーナーのための研修を視察するため
PHJ東京事務所スタッフの蓮見が現地を訪問しました。
2年目のレビューについては支援対象の5省のうち4省が、目標参加人数を達成しました。
また5省から41人のトレーナーが集まり、タイ事務所の所長ジラナンがトレーニングを行いました
2つの県で、142名の女性が参加。
乳房自己触診トレーニングを、ハ・ナム県、テュイ・ヌゲン県にて実施し、142名の女性が参加しました。
自己触診を実践するだけでなく、乳がんに関する知識も伝え、知識が身についているかどうかの
テストも行います。
どの地域でもトレーニング後に実施したテストでは点数が一挙にあがり、習熟度も問題がないようです。
本事業において乳房自己触診トレーニングを現在6113名の女性に実施しています。
8月、9月で1168名が参加
地域で順調に検診推進中
ベトナムから報告のために来日!
乳がん検診推進プロジェクトのコーディネータージュンさん、ウイメンズユニオンのウォンさん、タイのジラナン所長とともに来日しました。来日の目的はこの事業を支援していただいている横河商事株式会社様への活動報告です。
写真は横河商事様オフィスでのプレゼン前の写真。
下列右端がジュンさん、中央がウォンさん、左がPHJタイのジラナン所長。上列中央が横河商事の神谷理事、右端がPHJ東京スタッフの蓮見、左端が塩田。
プレゼンでは活動の背景から、活動の核となるウイメンズユニオンの紹介、活動の内容や実績などを紹介しました。メイントレーナーのジラナン所長も詳しい自己触診の内容について紹介。
プレゼン後は日本の食事を堪能していただきました。
楽しむことの大切さ
高い評価を頂きました!
ベトナム・ハノイ市で乳がん早期発見プロジェクトを実施しています。
12月13日に第二年度活動のレビュー会議が開かれ、ドン・ダ、バ・ディン各地区の赤十字社、ウィメンズユニオンなどから44名が出席、PHJからはタイ事務所所長ジラナンが出席しました。
多くの参加者から「このプロジェクトが地域で果たしている役割は大きい」「乳がんの知識と自己触診検査方法を習得して、乳がんの早期発見を可能にする効果的なプロジェクトである」と高評価を頂きました。今後の活動への提案も頂きましたので、第三年度の活動につなげてまいります。
レビュー会議の様子はベトナム・ウィメンズユニオンのホームページにも掲載されました。(ベトナム語のみ)
半年で796名が参加しました
ハノイ市バ・デイン区とドン・ダ区内6自治体に住む30-75歳の女性1200名を対象に乳がん早期発見プロジェクトを実施しています。
6月までに25回の研修が開かれ、796名が参加しました。そのうち、11名の女性にしこりなど異常が見つかり、精密検査と治療のため病院へ紹介されました。
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