サンパルワディ村の新しい地域保健センターが完成しました。
りっぱな橋もできています。
ソーラー井戸もあります。
センター内の設備や機器も整っています。
竣工式を行い、このセンターの建設支援をしてくださった岩渕薬品株式会社の社長が来てくださいました。
(左から3番目が岩渕薬品株式会社の社長、左から2番目がPHJ小田理事長)
岩渕薬品株式会社の100周年の記念事業の一環で支援してくださいました。
子供たちも興味津々で竣工式の様子を見ていました。
カテゴリー: インドネシア 母子健康改善
子沢山が良いとされる地域で・・・
新しい地域保健センターのプロモーション
前回ご紹介した地域保健センターの建設が着々と進んでいます。
屋根には青い瓦が敷き詰められ、
センターの前には川が流れているため、橋も建設中です。
しかし、完成したのに周りの人は何ができたかよくわかっていない・・・というのでは困ります。
建設後にきちんと利用してもらえるセンターになるため、周辺地域でいまから母子保健教育を通してセンターを利用プロモーションに努めています。
地域保健センターをPRするためのポスターも貼っています。
ポスターの内容は・・・
●サービス内容
避妊・家族計画、妊婦検診、自然分娩、産後検診、一般外来、カウンセリング
●妊婦健診について
1回目(三ヶ月目)、2回目(4~7ヶ月目)、3・4回目(8~出産前)
●出産について
出産は助産師もしくは医療従事者により介助されなければならない
●産後検診
1回目(3日以内)、2回目(4~7日以内)、3回目(28日以内)、
4回目(40日以内)
地域の人から完成が待ち遠しい、と思われるようになるといいですね。
新しい地域保健センターを建設中
テンペの春巻きとなすの肉詰めがグランプリに!
栄養メニューコンテストを実施しました。このコンテストは助産師とボランティアを対象に行います。このコンテストで開発したメニューを、村の女性に調理実習・教育を通して啓蒙しています。
コンテストでメニューを発表する際に味とともに栄養面に関するポイントを伝えるという部分が今回のポイントでした。
コンテストのお題はおなじみのテンペを使った料理と自由課題としてもう1品。そしてグランプリに輝いたのは・・・テンペの春巻きとナスの肉詰め。
ウーーン。おいしそう!栄養面も大事、でも美味しいと思えないと、続かないですよね。下がグランプリに輝いた助産師さんです。
家族計画、妊娠時の注意
妊婦さん向けに体操を行いました
妊娠中の腰痛や背中の痛み軽減、安全な出産のために妊娠体操を実施しました。体操といっても実質、ストレッチのようなもの。
関節を動かすことにより体をやわらかくし、妊娠中の背中や足の関節の痛みを和らげる、もしくは出産時の体勢を保つのを楽にする、ということで実際に体を動かしてもらいながら教育を実施しました。
対象地域の女性たちは、普段あまり運動をしないため、こうしたストレッチも新鮮なようです。まずは「恥ずかしい」という気持ちが先に立ってしまうのでしょう、笑っている女性もいます。
とはいえ、体がほぐれると、心もほぐれるようで、普段の保健教育の際には見せないようなリラックスした表情が見えます。
まずは体を動かすことって気持ちいい!ということを体感できたのではないでしょうか。
妊娠期の栄養について
国立栄養研究所のヴィドド氏を招いて、「妊娠期の栄養について」をテーマに教育活動を実施しました。栄養バランスの取れた食事が出来ていないことに加え、必要なカロリーを慢性的に摂れていない妊婦が多く、その理由としては、貧困も一つに挙げられるものの、多くの場合は心理的な要素が強いという事でした。
妊娠初期は「つわり」などにより、食べることへの恐怖を感じることで、食欲がない・欠食するなどの妊婦が多いとの事でした。従って、「嘔吐したとしても欠食しないことを心がける」必要性が説明されました。
「生後6ヶ月は母乳中心で」
ハード・ソフト両面からのご支援!
昨年10月24日に開所したインドネシア クマニサン村の地域保健センター。こちらはロート製薬株式会社様とロート・インドネシア様の基金で建設されました。11月20日ロート・インドネシア様現地従業員4人が地域保健センターを来訪され、村人に対して「目の健康」に関する教育をして頂きました。ハード面のご支援だけでなく、村人への『教育』などソフト面においてもご支援をいただき、
大変有意義な機会になりました。
また、従業員の方々も、ご自分たちが支援をした診療所を実際にご覧になられて、有効利用されていることを確認され、
とても喜んでくださいました。
『教育』の様子はコチラから動画でご覧いただけます。