2017年のPHJチャリティカレンダー用の絵画をセラピーの一環として描いてもらいました。
今年も動物の絵を描いてもらっていますが、
タイの子供たちにはねずみ、ねこ、馬、とりを描いてもらっています。
さて、2017年のカレンダーのテーマは何かわかりますか?
答えは、もうしばらくでお知らせします。
一生懸命に絵を描いてくれているフロック君。
カテゴリー: 活動内容
PHJの活動内容
年間分娩件数600件の保健センターとは?
あらためてカンボジアの保健センターについてご案内します。
保健センターは住民に最も身近な保健施設。保健センターでは予防接種や妊婦健診、分娩介助などの保健サービスを住民に提供しています。しかし、サービスを提供するための人材が不足しているため、PHJは人材教育を支援しています。
そうしたなかでも、住民に頼られる優秀な保健センターもあります。
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下の写真に写っている生まれたばかりの赤ちゃんがいるのは
メサー・チュレイ保健センター。
ここの保健センターの出産件数はなんと年間600件。単純計算で1日2件弱。
他の保健センターで年間100件にも満たないのですから、地理的に有利な点があったとしても、この数字は目を見張るものがあります。
この保健センターに腕の良い助産師が大勢いるのかわかりませんが、
ここの強みをほかの保健センターにも共有することで、保健センターのレベルアップのきっかけになるかもしれません。
続いてほかの保健センターをご紹介します。たとえば下のオウ・ムルー保健センター。隣に小学校が併設されています。
今日は、若い夫婦が生後1か月くらいの赤ん坊を連れてきています。
予防接種を受けていました。これから頑張って育ててください!
乳がん早期発見プロジェクトの終了と最終報告
ベトナムでの乳がん早期発見プロジェクト第2期(2013年―2016年)が修了し、最終報告が行われました。
この活動を支援してくださっている横河商事株式会社の横河惇社長と、坂口均取締役が
ベトナムで行われる本活動の最終報告と修了式に参加しました。
2013年から現地で活動を進めたVWU(ヴェトナムウイメンズユニオン)の
副代表Tran Thi Huong(左)と横河商事の横河惇社長(右)。
3か年の計画で実施されたプロジェクト。3年目の乳がん早期発見のプロジェクトは5つの省で実施され参加した女性は、目標より2000人以上多い、7315名となりました。
その理由としては地域で自発的に活動が行われたとのことです。
自立支援のPHJとしては理想的なかたちで活動が発展し、
現地移管ができました。
WORLD AIDS DAY2015に合わせて教育強化
WORLD AIDS DAY2015がPHJの活動地チェンマイで開催され、チェンマイ県副知事よりPHJのHIVAIDS予防教育に対する感謝状が渡されました。
このWORLD AIDS DAYに合わせて各高等専門学校で強化月間として教育活動をより大々的に実施しました。
コンドームといった避妊具の正しい使い方やゲームやクイズ形式によるHIV/AIDSの学習を行い、各校で通常より多い人数(100人、300人規模で)に対する活動を行いました。
カムカムクメールとの連携による教育活動
今月は地域住民への保健教育に合わせてNPOカムカムクメールという団体の口腔衛生教育を合わせて実施しました。
最初に保健教育を行い「家族計画」をテーマに家族計画の必要性や避妊の方法などを伝えました。
その後カムカムクメールにより、口腔衛生教育を実施しました。(くわしくはこちら)
日本から来た歯科医師や歯科衛生士が優しく歯の健康について話し、
実際に歯ブラシを配って歯磨きの方法について指導しました。
また、カンボジア人の学生が手洗いの歌を歌って、
楽しく衛生について教育を行いました。
歌に合わせて楽しみながら歯磨きや手洗いを教わる子供たちは真剣そのもの。
教育活動をしているPHJとしても学ぶことの多い教育方法でした。
スジュン村での保健教育の成果
スジュン村において、PHJは安全なお産を支えるべく、母親層の知識の向上にポイントを置き、保健指導を行ってきました。助産師による妊婦教室もその一環で、PHJのサポートは昨年10月で終了したものの、現在も毎月妊婦検診・教室が実施され続けています。
また、ポスケスデスの利用状況についても、好調な利用状況が確認されています。
昨年1月~10月に妊婦健診に訪れた利用者は総勢295名で、そのうち70名以上が継続的に4回以上健診を受けていました。診療所が、妊婦さんにとっても知識向上の場として使われていることが伺えます。
一般診療は、村人の健康相談・診察も含め227名(昨年1月~10月)でした。同じ期間の自治区診療所を利用した自治区全体での数が300名余りだったことをみると、かなりの数の利用者であったことがわかります。
整頓されて機能的に使われている診察室
妊婦健診の際に実施される妊婦さん向けの教室
2村で保健教育を実施
地域住民の意識向上活動の一環として、2015年12月、2村で保健教育を行いました。トピックは「妊婦健診」です。参加者は全部で132人(うち15歳未満の子供が79人)でした。
村における保健衛生の意識向上のためには村人たちに正しい知識を分かりやすく伝えることが必要です。
そのため、PHJではこのほかにも「家族計画」、「安全な分娩・新生児ケア」、「母乳育児と栄養」、「下痢・衛生」、「結核」、「HIV/AIDS」、「予防接種」など身近な保健衛生を題材にした分かりやすいフリップチャートを作成し、対象となる村を巡回訪問し、フリップチャートを使用して保健衛生の正しい知識を村人に理解してもらう活動をしています。
ボランティアスタッフによる保健衛生の意識向上のための教育活動
興味深そうに話を聴いている子供たち
タック県の移動検診で、12名の心疾患を発見
昨年11月、タック県のメーソッド病院で小児先天性疾患の移動検診を行いました。タック県はミャンマーの国境近くに位置し、タイ国内でも貧困世帯の多い地域です。検査の対象は、日頃から体調が悪く、心臓病の疑いのある子供たち109名。検査をした結果、12名に心臓の疾患が発見され、ランパン病院にて精密検査を行うこととなりました。
タナブーン君は12名のうちの1人で、産まれつきチアノーゼを持っていましたが、今回の移動検診で心臓疾患であることが判明しました。タナブーン君は、2015年12月23日、ランパン病院で心臓手術を受けることができました。現在、回復に向けてがんばっています。
彼のお母さんからお礼のお手紙が届きましたので、ご紹介します。
「息子の心臓手術を支援してくださった、すべてのサポーターに感謝の気持ちを伝えます。どうもありがとうございます。
息子はまだ産まれたばかりで、経済的にも余裕がなかったため、このサポートについて知って非常に嬉しく感じました。私は本当に息子と心臓手術の費用について、心配するばかりでした。サポーターのすべての願い、そして永遠の幸福と繁栄を祈ります。」
心臓施術を受けたタナブーン君
15村で保健教育を実施
今月も村での保健教育を実施した。今月は15村で「デング熱・マラリア」、5村で「下痢・衛生」を実施しました。子どもを含む総参加者数は877名(平均43-44名)、うち15歳以上の大人は512名(平均25-26名)でした。
また、今月はKhpop Ta Ngoun (クポップタグォン)保健センター長が、保健センター管轄の7村のうち5村での保健教育に参加してくださいました。当保健センター長の事業への姿勢は大変積極的で、他の2保健センターについても、保健センタースタッフに保健教育に参加してもうらえるよう働きかけていく予定です。
定期的に行われる村の保健教育の様子
保健教育のフィリップを使って説明する保健ボランティアスタッフと村人たち