楽しい時間を過ごしました!

ラジャナガリン子供発達支援センターで治療を続けている子供にむけて、2月1日メーリム郡にあるエレファントファームにてスタディツアーを開催しました。13家族が参加し、象のショーや園内散策を楽しみました。子供たちは、象が鼻で色とりどりの絵を描く様子を見て、とても驚き喜んでいました。家族からは、「障がい児を世話する毎日は不安やストレスが溜まりやすく、この活動によってリラックスすることが出来た。」「このような機会がなければ、子供たちをここに連れてくることは出来なかった。」と嬉しい声が聞かれました。

再トレーニングの必要性

PHJでは母子保健ボランティアを育成していますが、
今回は、12年度に育成したボランティア、及びユニセフが2010年に育成した母子保健ボランティア向けに3日間のリフレッシュトレーニングを行いました。内容は基本的に新規トレーニングの内容全体をおさらいし、重要な部分をピックアップしました。
トレーニングの前後で理解度を測る知識テストを行ったのですが、産前ケアに関する知識では事前テストで67%の理解度、事後では88%、産後ケアに関する知識では事前テストで56%、事後で92%と、それぞれに上昇が見られました。
ただ、1年間で理解度が70%以下に落ち込んでいるのを見ると、定期的なリフレッシュトレーニングの必要性が感じられました。

写真は、家庭訪問での相談の練習です。母子保健ボランティアは、妊婦や産後の女性を訪問して、体調や精神状態などをチェックし、悩みや疑問点への相談に乗ります。
産前ケアはかなり定着してきている感触はありますが、出産が終われば安心してしまうのか、産後ケアに無関心な母親が多くいます。出産後は母親、新生児ともに様々なリスクにさらされやすく、(産後出血、感染症、赤ちゃんの低体温、高熱など様々)死亡に繋がることも少なくありません。今回のトレーニングでは、産後ケアに十分時間を取り、力を入れて再トレーニングしました。

「生後6ヶ月は母乳中心で」

セラン県で実施している月例母子保健教育ですが、今月のテーマは「新生児」
生後まもなくからバナナや蜂蜜を与える習慣があるのですが、生後6ヶ月は母乳で育てるようにという指導を行いました。
また、へその緒の処理についてもコーヒーやウコンなどを塗る習慣があり、これに関しても塗らないようにと厳しく指導しています。

可愛い笑顔を見せてくれました。

今月はランパン病院にて2名の手術が行われました。
そのうちの1名は生後9ヶ月のサミュくん。生後すぐに頻脈と呼吸困難の症状が見られ、
心室中隔欠損症と診断されました。
農業に従事する両親の収入は不安定で、家計は厳しく、手術をする経済的な余裕はありませんでした。
2013年1月8日に行われた手術は無事成功し、写真のような可愛らしい笑顔を見せてくれました!

トイレ建設支援の様子

カンボジア コンポントム州にて衛生推進活動の一環としてトイレ建設を支援しています。
乾季に入ったため、トイレ建設に関する話し合いがもたれました。資材も配布され、各自で建設をすすめています。一家のお父さんが建設をする事が主ですが、
お父さんにスキルがなければ村の大工さんにお金を払って建ててもらうこともあります。
今回は4つの衛生モデル村の中の60世帯に対して支援を行いました。引き続きモデル村での衛生キャンペーン、衛生教育を行っていきます。

説明会
建設中
排水システムを作っているところ
トイレ内部

野菜泥棒が出現!!

2012年9月の活動レポート「数ヶ月雨が降らない影響で…」でご紹介したインドネシア バンタン州での菜園事業ですが、乾季があけたため11月から再開しました。
空芯菜やインドネシアほうれん草などが順調に生育し、バナナやパパイヤなどの果実を収穫したところもありました。中には、葉物野菜を約5キロ程も収穫できた村もありました。しかし、菜園に野菜泥棒が出現したということで、今後は村役場のスタッフが巡回し、野菜泥棒の防止に努めるなど対策を講じる必要があります。

高い評価を頂きました!

ベトナム・ハノイ市で乳がん早期発見プロジェクトを実施しています。
12月13日に第二年度活動のレビュー会議が開かれ、ドン・ダ、バ・ディン各地区の赤十字社、ウィメンズユニオンなどから44名が出席、PHJからはタイ事務所所長ジラナンが出席しました。
多くの参加者から「このプロジェクトが地域で果たしている役割は大きい」「乳がんの知識と自己触診検査方法を習得して、乳がんの早期発見を可能にする効果的なプロジェクトである」と高評価を頂きました。今後の活動への提案も頂きましたので、第三年度の活動につなげてまいります。
レビュー会議の様子はベトナム・ウィメンズユニオンのホームページにも掲載されました。(ベトナム語のみ)

専門スタッフによる家庭訪問は順調にすすんでいます

PHJはタイ チェンマイ県を中心とするタイ北部において障がい児/慢性病疾患児支援事業を実施しています。
家庭での治療が必要な子供に対しては、地域病院スタッフ、理学療法士・作業療法士を伴い家庭を訪問し、リハビリ等を行っています。訪問中に運動機能等に改善が見られるなど、専門スタッフによる訪問は順調にすすんでいます。
今月は7名の患者を訪問しました。
写真の女の子(3歳)は手に障がいがあり、玉を紐でつなげる練習などリハビリを受けています。作業療法士からは、リハビリと並行して病院での治療を受けるよう家族へアドバイスをしました。

ハード・ソフト両面からのご支援!

昨年10月24日に開所したインドネシア クマニサン村の地域保健センター。こちらはロート製薬株式会社様とロート・インドネシア様の基金で建設されました。11月20日ロート・インドネシア様現地従業員4人が地域保健センターを来訪され、村人に対して「目の健康」に関する教育をして頂きました。ハード面のご支援だけでなく、村人への『教育』などソフト面においてもご支援をいただき、
大変有意義な機会になりました。
また、従業員の方々も、ご自分たちが支援をした診療所を実際にご覧になられて、有効利用されていることを確認され、
とても喜んでくださいました。
『教育』の様子はコチラから動画でご覧いただけます。

チェンマイ体育教育大学内にピア教育ルームを設置

PHJでは、タイ チェンマイ県内の5大学を中心にHIV/AIDS予防教育事業の一環としてピア教育を実施しています。
このピア教育を促進するため、タイ チェンマイ体育教育大学内に若者コーナーを設置し、
11月13日に開所式が行われました。
このピア教育ルームは、問題を抱える学生に適切なアドバイスを提供する、また学生参加型のイベントを実施するなど、HIV/AIDS予防に関する様々な目的で活用される予定で、知立ロータリークラブ様のご支援で作られました。
開所式当日にはスピーチやダンスパフォーマンスなどが行われ、多くの方々にご参加頂きました。


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