PHJが活動を実施しているグイピン村では、今年の7月に村の1次医療施設であるサブセンターの建設が完了しています。
9月にはさっそく9件の出産があり、建築されたサブセンターが地域の方々に順調に利用されていることがわかります。
9月4日生まれの赤ちゃんと出産を介助した助産師さん
9月9日生まれの赤ちゃん(3.4㎏でした)
PHJのプロジェクトでは、医療施設建設後にも、母子保健教育活動や助産師と母子保健推進員との連携強化、施設利用のプロモーション活動等を通じて、建設した施設が村での安全なお産の場所として機能するように支援活動を実施しています。
今後も、施設の適切な利用が促進されるよう、地域のサポートを継続していきたいと思います。
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【南相馬】アイロボットジャパンがルンバを寄贈
保健ボランティア向け追加研修の実施
10月9日から11日の3日間、母子保健ボランティアのための追加研修を行いました。
最近新しくリクルートされたクポッタゴン区とビアムコスナー区の母子保健ボランティアに加えて、6月・7月の研修に参加できなかったボランティア、計11人が参加しました。
ビアムコスナー保健センターの助産師が講師を務めました。写真は、産後ケアについて講義をしているところです。
皆、とても真剣に講義を聞いています。
3日目には家庭訪問の実習をしました。5歳以下の子供を持つ保護者を訪ねました。
3日間の研修終了後、保健ボランティアにバッグと救急箱を贈呈しました。
研修を終えた保健ボランティア、保健センタースタッフ、PHJスタッフで記念撮影です。
タッコン郡保健局と事業評価会議を開催
9月下旬にタッコン郡保健局の職員と共に、事業評価会議を開催しました。
PHJは2014年よりミャンマーで母子保健支援活動に取り組んでいますが、現在の「農村地域の母子保健サービス改善事業」は2017年10月から始まり、今月で2年目を終えます。この会議では、2年間の事業成果と来年度の事業計画を共有し、事業終了後にも政府と現地の医療者が持続的に実施することができるように、今後の方向性を話し合いました。
2年目の活動では、グイピンサブセンターやミャウッミェイ地域保健センターの建設などのハード面の支援と共に、事業を拡大した地域での母子保健推進員の育成や母子保健教育などのソフト支援も強化し、より多くの母子に支援が届くように活動を進めました。
これまでの活動とミャンマー政府や地域の医療者の協力によって、以前は対象地域で約半数程度だった施設分娩が、今では7割を超えるようになりました。また、リフレッシュ研修やスキルモニタリングで能力強化した助産師や補助助産師が出産を介助する件数も増え、より安全で衛生的な環境の下、出産を迎える母子が増えてきています。
会議では、事業最後の年となる3年目に向けて、タッコン郡保健局や現地の医療者による持続可能となるような活動の方向性を、政府職員と話し合い、現地の医療者とも活発に意見交換がなされました。
「脱サラ僧侶の、カンボジアNGO日記」その1
2020アジアのおはなしカレンダー募金 終了いたしました。
ピープルズ・ホープ・ジャパンの2020年チャリティカレンダーです。
カンボジア、ミャンマー、日本の子どもたちに
各国のおとぎ話をテーマに描いてもらいました。
1年間、それぞれの国の味わい深いおはなしの絵をお楽しみいただけます。
2020年版はこんなカレンダーです。
【仕様】
・祝祭日記載
・次月記載
・片面A4サイズ(広げるとA3サイズ)
クリックすると拡大して表示されます。
▲表紙 |
▲裏表紙 |
アジアのおはなしカレンダーのできるまでのおはなし
カンボジア、ミャンマー、日本といったピープルズ・ホープ・ジャパンの活動地で、各国のおとぎ話をテーマに絵を描いてもらいました。絵本をめくるような楽しさがある
12 か月です。
【カンボジア】
コンポントム州の小学校で「ハヌマーンと逆さの山」という絵本を小学校で絵を描いてもらいました。絵本は内戦で多くの文化資産がなくなったカンボジアでむかし話の発掘、伝播活動をしている一般社団法人ホワイトベース 石子貴久氏の制作したものです。
【ミャンマー】
PHJ ミャンマーの支援地の中学校で「あきらめないよ」という絵本の絵を描いてもらいました。絵本はアジアに絵本を届ける活動を実施している公益社団法人シャンティ国際ボランティア会がミャンマーで出版したものです。
【日本】
PHJ東京事務所のある武蔵野市の子どもたちに日本のおとぎ話の絵を描いてもらいました。誰もが知っている馴染みのある日本のおとぎ話を描いてくれました。子ども達が何人かで一つの作品を描いているものもあります。
10/19踊って、みよう!クメール舞踊@国分寺カフェスロー
10月19日(土)に国分寺のカフェスローにて
カンボジアの伝統的な踊り「クメール舞踊」の鑑賞はもちろん実際に踊って体験できるワークショップも行います。
普段はなかなか見ることのないクメール舞踊の世界、ぜひ体験してみませんか。
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【日 時】2019年10月19日(土)16:30~
【会 場】国分寺カフェスロー(国分寺駅から徒歩5分)http://cafeslow.com/
【プログラム】
16:30-17:30 1部:クメール舞踊ワークショップ 16:30-17:30(16:15~受付)
17:30-18:30 クメールマーケット
18:30-20:30 2部:クメール舞踊公演
【お申込】下記をクリックしてお申込ください
https://forms.gle/6DJTFJN4socTUTu49
【主催】アースジュース、ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)、国分寺コットンプロジェクト
【共催】カフェスロー
【お問い合わせ】
●電話はアースジュース 042-321-3214 13:00-19:00(火曜日定休)
●メールはPHJへ(info@ph-japan.org)
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クメール舞踊とは
カンボジアの古典舞踊(クメール舞踊)は1000年以上前に繁栄したアンコール朝を起源とし、神に捧げる奉納芸能として発展しました。体全体で曲線をつくり、生命の循環や、愛情や悲しみ、怒りなどを表せる芸術性の高い文化資産です。しかし、40年前のカンボジアの内戦により約9割の古典芸能従事者が殺害されてしまいました。生き残った数名の指導者による復興の試みが始まったカンボジアから、5人の女性の踊り手が来日します。そこでクメール伝統舞踊の魅力を皆様に広く深く知っていただくために、舞踊の鑑賞はもちろんするだけでなく、体験できるイベントを開催します。
秋の夕べ、国分寺のカフェスローの食事を楽しみながらカンボジアの伝統舞踊を踊って、観て、体感してみませんか?
↓↓イベント詳細↓↓
【第一部:クメール舞踊ワークショップ 16:30-17:30(16:15〜受付)】
カンボジアコンポントム州で若者の教育や文化の保全や仕事づくりに取り組んでいるCWAカンボジアでクメール伝統舞踊を学んできた踊り手が来日。珍しいクメール伝統舞踊を体験するワークショップを行います。簡単な運動ができる服装でおいで下さい。
■定員:10名
■参加費:1,000円(地域通貨「ぶんじ」での支払い可)
■お申込み
https://forms.gle/6DJTFJN4socTUTu49
【第二部:クメール舞踊公演】
CWAカンボジアでクメールの伝統舞踊を学んだ踊り手達が踊りを披露します。 おいしい食事をいただきながら、ゆっくりと鑑賞ください。
■日時:2019年10月19日(土) 18:30-20:30(17:30〜開場)
■定員:50名
■会場:カフェスロー
■参加費:
〈一般〉1,700円+別途1ドリンク(500円)
〈学生〉1,000円+別途1ドリンク(500円)
〈子供(小学生まで)〉無料+別途1ドリンク(500円)
(地域通貨「ぶんじ」での支払い可)
■第二部のお食事:季節野菜の特製お弁当 1,000円(予約限定:下記の予約フォームよりお申込みください。)
特製おむすび 250円・季節の特製バーガーorサンド 500円 など
■お申込み
https://forms.gle/6DJTFJN4socTUTu49
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■□同時開催!クメールマーケット!□■
17時半~18時半まで、クメールマーケットも開催されます。
PHJもカンボジア、タイ、日本の子どもたちに書いてもらった絵を掲載したチャリティーカレンダーを販売します!
【クメールマーケット出店団体】
●PHJ(ピープルズ・ホープ・ジャパン)
当団体の2020チャリティカレンダー「アジアのおはなしカレンダー」が入手できます。各国のおとぎ話をテーマに書いてもらった絵を掲載しており、絵本をめくるような楽しさがあります!
●IKTT(伝統織物研究所) https://www.facebook.com/iktt.kh/
京都の友禅職人だった森本喜久男さんが設立したNGOで、内戦下で途絶えかけていたカンボジア伝統の絹織物の復興と、伝統的養蚕の再開に取り組んでいます。
森本さんは、土地の開墾、養蚕、自然染色の素材となる木々の植林などをする一方で、織物の人材も育成し、自給的な染め織りができる一つの村を作りあげた方です。森本さんは2017年に亡くなってしまいましたが、森本さんが指導した職人さんが作った作品が日本で買える貴重なチャンスです!
●第3世界ショップ https://www.p-alt.co.jp/index.php/thirdworldshop/
貧困とそれによりもたらされる世界の諸問題を仕事創りで解決しようと、フェアトレードやオーガニックの原材料・製法にこだわった食品、伝統工芸や地域に根付く手仕事の文化を大切にしたハンドクラフト品を販売されています。
●CWA http://cwb-team.net/archives/1102
カンボジアの若者の教育や文化の保全、地域での仕事作りを使命にしている団体です。伝統舞踊の次世代への継承するため、日々練習するための場を作られています。
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■□クメール舞踊の前、15時からはぶんじマーケットも開催□■
15:00-17:00
カフェスロー中庭にて地域通貨「ぶんじ」が使えるマーケットも開催されます。
https://www.facebook.com/events/2002274043206356/?ti=icl
お気軽にいらしてください。
理事会・総会開催報告
グイピン村サブセンターの誕生
グイピン村に、サブセンターと呼ばれる一次医療施設が完成しました。
これまで、このサブセンターの管轄地域にあった医療施設は築約40年の助産師さんの家のみで、そこは窓にガラスもない、分娩室もない環境でした。
そのため、この地域の出産は助産師の介助のもと妊婦さんの自宅で行われることが多く、資格のない伝統的産婆の介助による出産もまだ残っていました。
そこでPHJでは、安全なお産のための丈夫で衛生的な医療施設を確保するべく、タッコン郡保健局と協力し、今回のサブセンターを完成させました。
(日本NGO連携無償資金協力の支援によるものです)
医療施設として必要な乳幼児用体重計や分娩台などの機器も寄贈し、医療設備が整いました。
寄贈式の後には、グイピン村の村人たちが村の畑で採れた新鮮な野菜や豆を使ったミャンマー料理を用意してくれ、参列者みんなで囲んでお祝いをしました。
村中の人が、サブセンターの誕生を心からお祝いし、喜んでいる様子が感じられました。
サブセンターの土地は、グイピン村の村人から政府へ譲渡してもらったものです。
地主の方は、「経済状況に関係なく、老若男女すべての人が使うことのできる施設のために」との思いで土地を寄付してくださいました。
政府、村人、医療者すべての人が力を合わせて完成したサブセンターが、村人の健康を守る大切な場所になるよう、PHJはこれからも支援していきます。
ボランティアさんに自転車を寄贈
ストゥントロン保健行政区長主催による「保健ボランティア並びに母子保健ボランティアへの自転車(109台)贈呈式典」が、郡長であるトゥン・ネット氏を迎えて開催されました。保健ボランティア・母子保健ボランティアは猛暑や大雨の中でも村びとの健康のために精力的に活動を行っています。公共交通機関が十分発達していない当地のボランティア達にとって、活動のための移動手段確保が予てより課題になっていました。PHJではこれを解決するためにボランティア達に自転車を109台贈呈することにしました。
式典は8月14日7時半からストゥントロン保健行政区で、PHJが活動を行っている4つの区の保健センター長、そして保健ボランティア・母子保健ボランティア100名以上が出席して行われました。
郡長はスピーチの中でPHJの貢献に対して感謝の意を表し、これからもPHJの活動に協力することを約束してくれました。
保健行政区長はスピーチの中で自転車贈呈だけでなく、保健センターやボランティア達に対する日ごろのPHJによるテクニカルサポート面の貢献も賞賛してくれました。また、ボランティア達には自転車を大切に使いよくメンテナンスすること、そして自転車を使ってよりコミュニティーに貢献することを期待すると話されました。
ボランティア達は区毎に、一人ひとり順番に自転車を受け取りました。
たくさんのボランティア達が笑顔で帰っていきました。
PHJはこれからも保健ボランティアと母子保健ボランティア達の活躍を応援していきます。