サンサイ病院での健康教室では病院の歯科医師が基本的な歯のケアについて指導しました。
とくに保護者の方にはソフトドリンクや甘味料の入った飲料よりも水を飲む習慣をつけるように強調しました。
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新しい助産診療センターで保健教育スタート
カンター村、アレージョン村で完成したばかりの助産診療センターで保健教育がスタート。
母子保健教育の内容としては、産前のケアが中心となり、妊産婦の出産前の健康維持、出産の前のリスクサイン、産前の妊婦健診の重要性を伝えました。
対象は、両村の妊産婦となり、実際の参加者はアレージョン村が12名、カンター村は11名でした。
助産師とボランティアを中心として、保健教育のための利用が実際に行われており、さらなる村人の利用を促進していきたいと考えます。
熊本地震による被災した病院の様子
熊本地震医療支援募金の使途は被災病院の復興に向けた支援となります。
被災した2病院の状況をご報告いたします。
なお、各病院のホームページにも写真とともに詳細な情報を掲載されていますので、
あわせてご覧ください。
●社会医療法人ましき会益城病院
精神科・心療内科・小児科・歯科 210床
6月現在、被災しながらも、外来診療は継続中。入院施設は一部で再開したものの、復旧工事中で十分なサービスの提供が出来ていません。
・ホームページ http://www.mashiki.jp/
・震災後の広報誌(被災状況と復興に向けたメッセージ) http://www.mashiki.jp/pdf/reborn.pdf
●被災後の院内状況図↓
院内の状況を説明する益城病院犬飼邦明理事長
亀裂が入った床
●医療法人社団順幸会阿蘇立野病院
(内科、循環器内科、消化器内科、泌尿器科、外科、心臓血管外科、肛門外科、
整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科・88床)
6月21日現在、阿蘇立野病院は被災し院での診療を中止しています。
なお6月1日より、陽ノ丘荘の近くで「上村ぬくもり診療所」を開設し、診療を再開しています。
・ホームページ(被災状況) http://asotateno.ecgo.jp/page0171.html
病院周辺の住宅の様子
アレージョン村 助産診療センター寄贈式
カンター村につづき、アレージョン村でも助産診療センターが完成しました。
アレージョン村の助産診療センターは大塚製薬(株)の寄贈によるもので、
6月24日に寄贈式が行われました。
助産診療センターと助産師さん。
左:ネピドーカウンシル役員: Mr.H.E.U Tin Htut
右:大塚製薬株式会社 業務管理部部長:吉永芳博様
寄贈式に列席したアレージョン村の方
センター内部
大塚製薬株式会社のニュースリリースにも詳細が書かれています。
ピア教育ルーム、続々
5月は3つの高等専門学校で、ピア教育ルームの開所式を開催しました。5月19日のCICEC高等専門学校では、VIP20名、ピアデュケーター20名、学生500名が出席しました。出席者の数からしても、この活動に対する学校全体の関心の高さがうかがえます。在チェンマイ日本総領事も出席し、MOFA助成金に対する謝辞をうけました。
学生500名が参加!
ピア教育ルームの内装
外から見たピア教育ルーム
保健センター運営支援1年目の変化
2015年4月から開始した保健センター運営の活動が1年経過し、
変化が見え始めています。
たとえば
スタッフが理由なく不在のこともあった保健センターに
スタッフが常駐するようになったり、
器材の管理、衛生状態の管理も向上
し始めているとのこと。
また地域のニーズに応えられる
質の高い保健センターを目指して、
保健センター運営委員と保健ボランティアの会議では、
保健ボランティアが遠慮せずに言いたいことを言えるようになってきました。
村人の意見(困ったことや良かったこと)が伝えられ、保健センタースタッフもきちんと検討するようになった
とのことでした。
会議を通して、地域と保健センターの信頼関係が構築されると、
治療や健診、出産のために、
保健センターに出向く人も増えていくことが期待されます。
カンター村 助産診療センター寄贈式
NTTファイナンス(株)寄贈によるカンター村の助産診療センターが完成しました。
6月3日はカンター村にてNTTファイナンスの代表取締役社長を招いての寄贈式を行いました。
中央左側からNTTファイナンス代表取締役社長(当時)前田幸一様、PHJ理事長小田、PHJ東京事務所スタッフ田村、NTTファイナンス広報渡辺浩太郎様、PHJミャンマー事務所長真貝。
ミャンマー側は右からタッコン郡事務長、ネピドーカウンシル役員、ネピドーカウンシルの保健局員、保健省公衆衛生局長、お坊様です。
挨拶をする前田社長
助産師さん達
【カンボジア】妊婦を照らすソーラーランタン!
薬剤師さんによる薬の話
サンサイ病院で開催された月例の健康教育に、9人の患者さんが家族と参加しました。そしてPHJスタッフと病院の薬剤師さんが、薬を飲むにあたっての基礎知識や栄養や薬について話をしました。
さらに個々の患者さんが実際に普段処方されている薬について、個別に相談を行いました。
患者さんのご家族に実際に薬を持ってきてもらい、処方されている薬に関する説明したり、相談を受けたりしました。
薬と接することの多い患者さんでも、飲んでいる薬についてよく知らないなんてことは珍しくありません。
薬のことを知り、付き合い方を学ぶことは、主体的に治療に向き合うこと。自立支援のPHJにとって意義ある取り組みです。
救急車と牛車の連携搬送
寄贈いただいた救急車はミャンマーで走っています。ミャンマーらしい使用例として紹介するのが、牛車との連携搬送。
救急車はもちろん活躍するのですが、舗装されてないぬかるみや砂地部分は、昔ながらの牛車の方が適しているそうです。
ということで、下の写真のように患者さんの自宅から、自動車が走れるレベルの道路まではまず牛車で移動。
そこから、救急車の出番!一気に病院まで走ります。
ということで、
救急車一つあればすぐに搬送が可能になる、と思いがちですが、
一筋縄でいかない地域なのだということを改めて感じさせられます。
それでも、搬送のスピードは格段にあがることは間違いありません。
よりスムーズに搬送する体制づくりを進めていきます。