支援事例:エドワーズライフサイエンス株式会社

タイ 小児先天性心臓病手術 (2010~2016)

エドワーズライフサイエンス株式会社は、米国に本社を置く医療機器メーカーで、循環器疾患や重症疾患と闘う人々に革新的な治療法を提供することに尽力し、世界中の人々の生活の質向上のために日々取り組んでいます。
この活動の一環として、2004年、米国において「エドワーズライフサイエンス基金」が設立され、2011年には200以上の団体に助成し、これまでに世界50か国の団体を支援しています。
2010年, PHJによるタイの小児先天性心臓病プロジェクトへの支援を決定し、当基金が日本の団体を支援する初めてのケースとなりました。2016年10月までに70名以上の子供が手術を受け、元気になりました。


2012年10月に手術を受けて元気になったジャカリン君(8歳)

エドワーズライフサイエンス社のサイトはこちら
エドワーズライフサイエンス基金の詳細はこちら

カンボジアの子供の絵

2010年のPHJ チャリテイーカレンダーからカンボジアの子供達の絵は、PHJを支援して下さっている横河ロクマル会が建設したコンポントム州の小学校の子供達に描いてもらっています。
カンボジアの小学校では絵画、音楽、体育などの授業がありません。それなのに何故このような絵が描けたのでしょう?
横河ロクマル会のメンバーの宮沢さんにその理由を教えていただきました。
八王子と日野の2つの小学校に出向いて講堂での全校朝礼でカンボジア小学校の様子をビデオで紹介し、カンボジアの子供達にいらなくなったクレヨン・クレパスの寄付とお手本用に絵のプレゼントをお願いし、集まった50kgを超えるクレヨン・クレパスと絵を持ってカンボジア小学校を訪問してお絵描き教室を開催したそうです。
それでも第1回目の絵は、日本の子供達の絵の模倣だったり、定規で線を引きクレヨンや色鉛筆を少しだけ使ったとても弱々しいものでした。仕方なく横河ロクマル会のメンバーの娘さんがカレンダーに使えるように色を強調して、やっと3枚を選ぶことができました。
翌年からは多くの色を使って力強く描くように指導し、更にはPHJカンボジア事務所がコンポントム州教員養成校の学生さん達にお願いしてカンボジアの民話を集め、お絵かき当日は小学校の先生とPHJスタッフがお話を読み聞かせてその絵を描かせる指導などもあって、2011年のチャリテイーカレンダーのカンボジアからの絵は、とても力強く、色も個性あふれるものが多く、選ぶのに迷うほどでした。
百聞は一見にしかず。その効果が2011年、2012年、2013年のおはなしカレンダーに現れたのです。
2013年のカレンダーにはカンボジアの子供の絵4枚を採用しました。
写真は2013年のカレンダーのために絵を描いているカンボジアの小学校の子供たちです。壁には前年度に描いたカレンダーの絵が貼ってあります。

2013年カレンダーの絵を描く子供たち

支援事例:寄付型自販機で売り上げを寄付

社内に設置した自販機またはウォーターサーバーの
売り上げの一部をPHJへ支援

寄付型の自動販売機をオフィス内などに設置するだけで、飲料1本につき2円~5円をPHJに寄付いただくことができます。社会貢献やCSRの推進が無理なくできる、と多くの企業から好評です。
PHJではサントリービバレッジサービス株式会社の提供している寄付型自動販売機を活用しています。寄付は東南アジアの保健・医療分野の支援活動と、東日本大震災の支援活動の二つからお選びいただけます。現在自動販売機だけでなくウォーターサーバーを通した支援も可能です。
ご参考⇒寄贈いただいた企業様をブログで紹介

自販機の売り上げによる寄付を希望される方やご興味・関心のある方は下記のボタンより入力し、お問い合わせください。

50社以上の協賛により約100台を設置。

東南アジアの保健医療支援活動への寄付
設置協力企業(台数)
  • 菱洋エレクトロ株式会社(5台)
  • 東京電機産業株式会社(1台)
  • 株式会社 牟礼精密(3台)
  • 横河商事株式会社(4台)
  • 横河東亜工業株式会社(3台)
  • 横河商事株式会社 中部支社(2台)
  • 株式会社横河ブリッジホールディングス(2台)
  • オイレス工業株式会社(9台)
  • 株式会社日本旅行(1台)
  • 株式会社ニッセイコム(3台)
  • 医療法人社団永生会永生病院(2台)
  • 国際チャート株式会社(1台)
  • ユニプラ株式会社(2台)
  • 横河電機株式会社(8台)
  • 南町田病院(1台)
  • 株式会社清水合金製作所(3台)
  • 国分電機株式会社(1台)
  • ゼブラ株式会社(1台)
  • ゼオンメディカル株式会社(1台)
  • 株式会社イクヨ(3台)
  • 新東工業株式会社(1台)
  • 日本軽金属株式会社(1台)
  • カトーレック株式会社(1台)
  • 医療法人社団直和会 平成立石病院(2台)
  • 株式会社プロネクサス(1台)
  • 株式会社ジェイ・エム・エス(7台)
  • 社会医療法人社団 花と森の東京病院(1台)
  • 医療法人 裕徳会 港南台病院(1台)
  • 深川病院(1台)
  • 本郷林整形外科病院(2台)
  • 介護老人保健施設やすらぎ(1台)
  • 株式会社イノメディックス(5台)
  • 株式会社リンガーハット(3台)
  • アズビル株式会社(1台)
  • 株式会社 三井ハイテック(1台)
  • 横河ソリューションサービス株式会社(2台)
  • 横河マニュファクチャリング株式会社(1台)
  • 東京計装株式会社(1台)
  • 気仙沼医師会(1台)
  • 株式会社 フィリップスエレクトロニクスジャパン(1台)
  • 沖プリンテッドサーキット株式会社(1台)
  • 大崎電気工業株式会社(1台)
  • 医療法人慈繁会 土屋病院(1台)
  • アナログ・デバイセズ株式会社(1台)
  • 日本GE株式会社(3台)
  • 株式会社日本HP(2台)
  • エー・アンド・デイ(1台)
  • 横河システム建築(2台)
  • 太陽計測株式会社(1台)
  • 医療法人聖和会 介護老人保健施設さくら(5台)
東日本大震災支援活動への寄付
設置協力企業(台数)
  • 株式会社アシスト(1台)
  • ABB株式会社(1台)
  • ターボシステムユナイテッド株式会社(ABB株式会社の子会社)(1台)
  • ブルガリジャパン株式会社(1台)
  • ジャパンシステム株式会社(1台)
  • 中間貯蔵・環境安全事業株式会社(1台)

PHJメールニュース 2012年9月号

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
   ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
                 ―アジアの母と子をささえる
                         メールニュース9月号 2012/09/24
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
こんにちは。
朝晩は気温が下がり、少しずつ過ごし易くなってまいりました。
秋はすぐそこまで来ている というところでしょうか。
今年は首都圏でも11年ぶりに取水制限が出されるなど、水不足が問題になりましたが、
PHJの活動地の一つであるインドネシア・バンテン州でも深刻な水不足が続いています。
現地では、洗濯・食器洗い・行水など河川の水が生活水源として直接用いられており、
川の水位の低下はとても深刻な問題です。
蛇口をひねれば安全な水が出る。
私達にとっては日常の光景ですが、世界基準で考えれば、決して当たり前ではないのだと改めて考えさせられます。
===========================================
目次
【お知らせ】    役員の変更 
【お知らせ】    三鷹国際交流フェスティバルが雨のため中止になりました
【活動報告】   ■ カンボジア  「埼玉大学スタディツアーが開催されました」
         ■ インドネシア 「数ヶ月雨が降らない影響で…」
         ■ タイ     「患者さんの声」
【お知らせ】     ホープニュース62号を発行しました
◇◆◇◆◇………………………………………………………………………………………◇◆◇◆◇
【お知らせ】 役員の変更
◇◆◇◆◇………………………………………………………………………………………◇◆◇◆◇
第17回理事会・第15回総会で新理事長 小田晋吾を含む理事・監事の改選が
承認されました。
現在の理事・運営委員はこちらからご覧いただけます。≫http://www.ph-japan.org/about_directors
◇◆◇◆◇………………………………………………………………………………………◇◆◇◆◇
【お知らせ】 三鷹国際交流フェスティバルが雨のため中止になりました
◇◆◇◆◇………………………………………………………………………………………◇◆◇◆◇
9/23(日)に予定していた三鷹国際交流フェスティバルですが、雨のため中止になりました。
子ども達にむけてのワークショップなども計画していましたのでとても残念です。
展示を予定していた「アジアのおはなしカレンダー2013」子ども達の絵はスタッフブログに
掲載しています。
こちらからご覧いただけます≫http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52100453.html
下記のイベントにも参加を予定しています。天候に恵まれることを願っています!
・10/6(土)7(日) グローバルフェスタJAPAN2012 @日比谷公園ブルーエリアB24 10:00~17:00 
・11/18 (日)  むさしの国際交流まつり2012 @武蔵境スイングビル 11:00~16:00
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【活動報告】 カンボジア、インドネシア、タイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■ カンボジア
・埼玉大学主催のカンボジア・スタディツアーですが、PHJは企画段階から協力しています。カンボジアの保健・医療現場や農村を訪ね歩き、観光では見えない現地の暮らしや健康への取り組みについて考えを深めることができます。
スタッフブログ「埼玉大学スタディツアーが開催されました」
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52099237.html
■□■ インドネシア 
・栄養改善教育 ≫http://www.ph-japan.org/program_indonesia_nutrition
乳児死亡率と5歳未満児死亡率が非常に高いインドネシアのバンテン州。 その原因の一つは栄養不良による病気だと考えられています。そのため、家庭での栄養面での意識改善に向けた教育を行っています。
活動レポート「数ヶ月雨が降らない影響で…」
http://www.ph-japan.org/program_indonesia_nutrition_03
■□■ タイ
・子宮頸がん/乳がん検診推進事業 ≫http://www.ph-japan.org/program_thai_woman-disease  
子宮頸がん・乳がんによる死亡率が1、2位と高いにもかかわらず、早期発見に有効な検診受診率が低いのが現状です。このためPHJでは、検診用ミニバスを利用し、子宮頸がん、乳がんの検診の推進活動を行っています。
活動レポート「患者さんの声」 
http://www.ph-japan.org/program_thai_woman-disease_02
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
【お知らせ】 ホープニュース62号を発行しました
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
新理事長 小田晋吾からのご挨拶を含むホープニュース62号を発行しました。
こちらからご覧いただけます≫http://www.ph-japan.org/about_publications
◆メール配信対象
 メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJ運営委員の方々、
 およびPHJを支援してくださっている方々にお送りしています。
◆メール配信解除
 メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇
発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 木村 敏雄
広報 畑 真弓
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel:0422-52-5507 Fax:0422-52-7035
e-mail:info@ph-japan.org
URL: http://www.ph-japan.org
Copyright: 2012ピープルズ・ホープ・ジャパン
◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇

マネージャーが新しくなりました

慢性病疾患児支援のために実施しているHOPEパートナー教育プログラムですが、今月より新しいマネージャー エー(Ae)さんが加わりました。
エーさんはチェンマイ大学で学び、理学療法士としての資格を持っています。そのため、家庭での治療が必要な子ども達を訪問する際には、リハビリなど自ら治療を行っています。

破傷風の予防接種を受けましょう!

セラン県で行っている月例母子保健教育活動ですが、今月のテーマは「妊娠期にすべきこと」「妊娠期に気をつけること」でした。
「すべきこと」の中で特に強調したのは、破傷風の予防接種でした。これは妊婦を破傷風から守るだけではなく、胎児・新生児にも免疫をつけ、へその緒から感染しやすい破傷風を未然に防ぐためです。
数年前までは小児破傷風はセラン県での新生児・幼児死亡の主な原因となっていました。この地域の貧困の家庭では床が土壌であるため、新生児や幼児が破傷風に感染するリスクが非常に高く、妊娠期の予防接種を奨励し、リスクを回避しようというのが目的です。

トゥクトゥク運営委員会が開かれています

救急搬送用に用いられているトゥクトゥクですが、その運用は村人から選ばれた運営委員会が行っています。
保健センターへの道路状態があまり良くないため、振動により屋根を支える支柱が折れてしまいました。この修理を運営資金でまかなうなど、運用は上手くいっています。
次のトゥクトゥクを注文する際には支柱を強化するなど、改善点も挙げられました。 


TOP