保健ボランティアの研修開始

地域の住民に母子保健教育を行う保健ボランティアの研修を開始しました。
下の写真がアレージョン村の研修の様子。PHJのポロシャツもできあがりました。

下の写真がカンター村の様子。どちらも和気藹々と研修が進んでいます。

サブセンター建築は順調に進行

サブセンター(助産診療センター)は、2015年11月末の段階で、カンター村、アレージョン村とも建築作業を開始し、スタッフと共に建築の現場視察および進捗管理を進めてきました。
アレージョン村は、建築の基盤となる基礎、土台、梁, 柱の建築が進み、12月末の段階で壁に取り掛かっている状況です。現時点で50%に当たる部分の完成を終えました。
カンター村は、12月末段階で基礎、土台といった基礎の部分を終え、梁、柱に取り掛かっている段階です。引き続き、建築作業が計画通り進むよう管理を行っていきます。

カンター村のサブセンター建築工事の様子

医療棟には、病室、分娩室、診察室を設ける予定

複数名のスタッフが使用できる予定の医療職員棟

サブセンター建築地を決定

サブセンター(助産診療センター)建築は、地域の医療支援のためには急務の課題です。建築に関しては、これまでいくつかの建設会社にコンタクトを取り、様々な情報を集め、保健省及びネピドーカウンシルへの建設許可申請等の手続きを経て、KANTAR(カンター)村、Allelkyun(アレジョン)村にそれぞれ1棟ずつ、計2棟の建築を決定しました。
Allelkyun村は、タッコンの中心から距離がかなり離れており、道路状況が非常に悪く、建設資材を運ぶにも経費や作業の面で懸念される面もあります。調査書類に関しては、保健省とのやりとりに想定以上の時間を要するなどの経緯もありましたが、サブセンター建築に向けて引き続き活動を進めていく予定です。

現地スタッフと調査・作業を進めるPHJミャンマー事務所所長

建築予定のモデルとなるサブセンター
 

サブセンターの建築を開始

11月初旬、二つのサブセンター建設に必要な建築許可を取得することができました。
建築会社との契約および、建築開始に関わるセレモニーと、それに関わる細かな打ち合わせを各村で行い、建築を開始しました。3月末の完成に間に合わせるべく、建築状況のモニタリングや建築運営委員会の組織等を含めた進捗管理を進めていきます。

建築開始に伴う式典の様子

建築現場にて

資材運び込みの様子

サブセンター予定地2村を訪問

10月中旬、サブセンター(助産診療所)の建築予定地であるカンター村(Kantar)を訪問。現在、助産師の住宅兼診療所として使われている建物では、村長はじめ村人たち20名近くが集まって歓迎してくれました。建物の中はベッドが2台あるだけで医療器具は見当たらず、電気もあるのかないのかわからない状態。お産の際は、助産師がその家に出向いて介助しているようです。サプセンターができれば、妊婦は診察を受けることができ、お産も安心してできるようになります。
もう一つのサブセンター建築予定地のアレージョン村(AlerKyun)は、中心部から2時間程の遠隔地にあります。村の入り口にある川は前日の大雨で増水したため、車で渡れずに歩いて行きました。生活の源である水は、共同の井戸に汲みに行くスタイル。新しいサブセンターは隣の村につづくメイン道路沿いに建てられるため、隣町からも利用しにくる人々が見込まれます。
村人の助産施設として機能する、新しいサブセンターの完成が待ち望まれます。

前日の大雨で川は増水。車では橋は渡れない

電気も水道もないが、一部ソーラー発電あり

助産師の自宅兼診療所

保健教育のための現地調査

914日から2週間、タッコン郡のミャウミイェ地域保健センター及びニャオルン地域保健センターを中心とした地域において、現地調査を実施しました。
各地域での調査では、地域保健センターの医療スタッフに協力を仰ぎながら、アンケート調査を行うスタッフの手配、移動手段の確保、調査トレーニング、調査を進めてきました。
各地域保健センターでは、助産師、公衆衛生スーパーバイザー、保健アシスタント等の医療スタッフが調査実施地域に同行し、現場での取りまとめをPHJスタッフと共に行ってくれた為、スムーズに進めることができました。調査には、普段訪問しているアレージョン、カンター村以外の地域も含まれたため、通常のタッコンタウンシップ訪問時に訪れることができない、中心からかなり離れた地域を訪問できたことは有意義であったと感じています。

PHJスタッフによる現地調査の為のトレーニングの様子

助産師より、調査についての指導を受けるボランティアスタッフ

ボランティア調査員が村のお母さんに聞き取り調査を行う



サブセンターの建築に温かいご支援

ミャンマーでの活動を展開するにあたり、急務の課題であったサブセンター(助産診療センター)の建築に、このたびNTTファイナンス株式会社様から支援をいただけることが決定しました。同社様には、創立20周年時(2005年)、PHJのインドネシア母子健康改善プロジェクトで地域保健・保育センターを寄贈により、現地の保健状況改善にご協力いただいた経緯があり、創立30周年である本年も社会貢献の一環として、サブセンター建築にご協力いただけることとなりました。
9/14(月)、NTTファイナンス株式会社様にて贈呈式を開催いただき、PHJ理事長小田、代表廣見らが出席。サブセンターの完成で確実に向上するミャンマーの母子保健サービスについてご説明をさせていただきました。サブセンターは、農村部のKANTAR(カンター)村に建築が決定。着工に向けて準備を進めています。

中古救急車の寄贈式が行われました

日本から贈られた中古救急車の寄贈式が7月8日、ミャンマーの都市ネピドー市で行われました。式典には、支援先であるタッコン群病院の医院長、ネピドー特別区の関係者、現地の保健省関係者と、PHJ理事の小田、ミャンマー事務所所長の真貝が出席し、小田がスピーチ。救急車搬送から搬送に至るまでの関係者の方々へのお礼と共に、支援地であるタッコン郡の医療活動を支援していくことをお伝えしました。救急車は早速タッコン郡病院に搬送され、支援先の方の健康を守るべく、病院での利用を開始しました。
保健省局長に救急車の鍵を進呈するPHJ小田理事長
保健省、タッコン群、病院等関係者が多数参列して式典が開催

日本から贈られた中古救急車がまもなく始動!

熊本県の消防署のご協力により寄贈され、2015年3月に日本を出発した中古救急車。船便で約1か月かかってミャンマーの首都・ネピドーに到着しました。酸素ボンベなど必要な器具をそろえ、支援先のタッコン郡の病院での業務スタートまで、いよいよあと一歩となりました。

救急車の登録申請手続きをするPHJスタッフ

PHJ、地元保健省のロゴも印刷されました

ナンバープレートも付けられ、始動準備万端です

サブセンター建築候補地を視察

新規事業地のミャンマーに、サブセンター(助産診療センター)を建築するための候補地を視察。建築候補地は、タッコン郡保健局の推薦で決まりました。私たちは現地のニーズに沿った活動を行っているので、地元保健局との調整は欠かせません。建築の順番は、3か所の推薦地のうちから遠い村を優先的に選んでいます。新しい施設の建築・事業準備を引き続き進めています。

 
 
 
 
 
ガンター村のお坊さんも出迎えてくれ、村の人々も協力的でした

 
 
 
 
 
この建物と同じ仕様のサブセンターを建築予定

 
 
 
 
 
ネピドーにある寺院
 


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