メールニュース1月号

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ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ) -アジアの母と子をささえる
メールニュース1月号 2013/01/25
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皆様、こんにちは。
2013年1月号のメールニュースをお届けします。
ご挨拶が遅くなりましたが、本年もPHJをどうぞよろしくお願いいたします。
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目次
【お知らせ】   季刊誌「HOPEニュース 63号」発行
【お知らせ】  スタディツアーのお申し込み、本日が締め切りです
【お知らせ】    カレンダー募金へのご協力ありがとうございました
【活動報告】  ■ カンボジア  「トイレ建設支援の様子」
■ インドネシア 「野菜泥棒が出現!!」
■ タイ     「専門スタッフによる家庭訪問は順調にすすんでいます」
■ ベトナム  「高い評価を頂きました!」
【編集後記】
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【お知らせ】 季刊誌「HOPEニュース 63号」発行
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季刊誌「HOPEニュース 63号」を1月7日に発行しました。
会員のひろばというコーナーで、HOPEパートナー会員の岡田芳江さまからのメッセージを掲載しています。
心温まるとても素敵なメッセージで、岡田様のご支援に改めて感謝の気持ちで一杯です。
こちらからご覧頂けます。
≫http://www.ph-japan.org/wp/wp-content/uploads/2012/07/Newsletter_vol63.pdf
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【お知らせ】 スタディツアーのお申し込み、本日が締め切りです
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詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.ph-japan.org/wp/wp-content/uploads/2012/06/12e8f30e50eaf81b6b5429813c1bb4141.pdf
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【お知らせ】 カレンダー募金へのご協力ありがとうございました
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「アジアのおはなしカレンダー2013」のお申し込みは1月末日をもちまして終了させて頂きます。
皆様のご協力、誠にありがとうございました。
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【活動報告】 カンボジア、インドネシア、タイ 、ベトナム
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■□■ カンボジア
・水と衛生活動の推進
≫http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal
村人に衛生教育を行い、実践的な活動を通して衛生観念の普及を図ります。
そのために、村におけるモデル世帯を選出し、世帯のトイレ建設を支援するだけでなく、
彼らモデル世帯が、生活の中で保健改善を実践し、周囲の村人に衛生観念とその実践を働きかける役割を期待します。
活動レポート「トイレ建設支援の様子」
≫http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_06
トイレ支援は大変喜ばれている活動です。歩いて5分の近所のトイレを今まで使っていた、
外で用をたしていたため(特に年頃の女の子には辛いことです。)、
軒先にトイレがあって、ゆっくりトイレが出来ることは、村人にとってはとても大きな変化です。
■□■ インドネシア
・栄養改善教育
≫http://www.ph-japan.org/program_indonesia_nutrition
乳児死亡率と5歳未満児死亡率が非常に高いインドネシアのバンテン州。
その原因の一つは栄養不良による病気だと考えられています。
そのため、家庭での栄養面での意識改善に向けた教育を行っています。
活動レポート「野菜泥棒が出現!!」
≫http://www.ph-japan.org/program_indonesia_nutrition_04
乾季があけ、ようやく菜園事業を再開することが出来ました。収穫が増え始めたと思ったら野菜泥棒が出現!!
対策を講じなければなりません。
■□■ タイ
・障がい児/小児慢性疾患児支援
≫http://www.ph-japan.org/program_thai_hope
貧困世帯で脳性まひ、ダウン症、自閉症などに罹った子供の支援を行っています。
リハビリ費用や通院のための交通支援をはじめ、看護師や理学療法士らによる家庭訪問を行っています。
活動レポート「専門スタッフによる家庭訪問は順調にすすんでいます」
≫http://www.ph-japan.org/program_thai_hope_03
理学療法士ら専門スタッフによる家庭訪問では、症状に合わせたリハビリを行っています。
運動機能に改善が見られるなど、効果があらわれています。
■□■ ベトナム
・乳がん早期発見事業
≫http://www.ph-japan.org/program_vietnam_woman-disease
ベトナム女性にとって乳がんは3番目に多いガンであり、患者数は年々増加傾向にあります。
しかしベトナムの保健システムでは十分に対応出来ていないのが現状であるため、
PHJタイで実施している事業で培ったノウハウをいかしたいとの思いから2011年1月に乳がん早期発見事業を開始しました。
活動レポート「高い評価を頂きました!」
≫http://www.ph-japan.org/program_vietnam_woman-disease_02
第二年度活動のレビュー会議にタイ事務所所長が出席し、参加者からはこの活動に対する高い評価を頂きました。
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【編集後記】
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早いもので2013年も1ヶ月が過ぎましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
東京では7年ぶりの大雪が降るなど、厳しい寒さが続いています。
PHJの活動地であるインドネシアでは、16日頃からの強力なモンスーンの影響で洪水が発生しました。食料品や生活必需品の輸送など大きな影響が出たということです。現在は河川の水位も下がり、市内主要道路も平常時に戻っているそうですが、衛生状態が悪化していることから今後は感染症の発生に注意しなければいけないということです。
ロシア・東欧での大寒波、オーストラリアでの記録的な熱波など、気候問題ひとつとっても、世界各地で様々な問題が起こっているのだと改めて感じています。
今年のメールニュース、スタッフブログ、活動レポートは、活動地の様子をより身近に感じて頂けるように、写真、機会があれば動画なども活用して配信していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
◆メール配信対象
メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJ運営委員の方々、
およびPHJを支援してくださっている方々にお送りしています。
◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きをお願いいたします。
≫http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
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発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 木村 敏雄
広報 畑 真弓
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel:0422-52-5507  Fax:0422-52-7035
e-mail:info@ph-japan.org
URL: http://www.ph-japan.org
Copyright: 2012ピープルズ・ホープ・ジャパン
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救急搬送用トゥクトゥクの寄贈式が開かれました。

PHJの活動先であるチュックサック地区の4村、チュックサック保健センターに新規導入する救急搬送用カート(トゥクトゥク)4台の寄贈式が、3月11日に大塚製薬株式会社梶山様をお招きし開催されました。
寄贈式は、チュックサック地区内のお寺で行われ、地区長、村長、保健センター長、保健センタースタッフ、学校関係者、住民など村総出の出席で執り行われました。梶山様、村の代表、PHJからのスピーチがあり、それぞれ保健搬送システムにかける思いが熱く語られました。
また、搬送カートの安全を願う僧侶の祈祷や、「アラピア」という国民的唱歌の村人の合唱、PHJがかつて地域に寄贈した伝統楽器の演奏など、ほのぼのとした温かいカンボジアらしい寄贈式になりました。

5日間の研修は大満足の内容でした。

2月25日~3月1日聖マリアンナ医科大学病院放射線科2名の技師により、バリ州ギアーニア病院8名の技師に対してCTスキャンの研修が行われました。
CTの初期設定ミスの修正を含め、画質の向上設定などが主な内容でした。良い成果を出すことができ、現地の技師達は研修に大変満足していました。研修の終盤には現地の技師自ら疑問や問題を解決しようという姿勢が見られ、指導した技師も非常に喜んで下さいました。

楽しい時間を過ごしました!

ラジャナガリン子供発達支援センターで治療を続けている子供にむけて、2月1日メーリム郡にあるエレファントファームにてスタディツアーを開催しました。13家族が参加し、象のショーや園内散策を楽しみました。子供たちは、象が鼻で色とりどりの絵を描く様子を見て、とても驚き喜んでいました。家族からは、「障がい児を世話する毎日は不安やストレスが溜まりやすく、この活動によってリラックスすることが出来た。」「このような機会がなければ、子供たちをここに連れてくることは出来なかった。」と嬉しい声が聞かれました。

メッセージdeメッセに参加

2月24日武蔵野市市民協同推進ネットワーク主催の展示会が武蔵野プレイスのギャラリーで開催されました。昨年に続きPHJも参加して、タイ、インドネシア、カンボジアでの母子保健改善活動、感染症予防教育、障がい児支援、東日本大震災復興支援、武蔵野市の補助を一部受けて作成した「アジアのおはなしカレンダー」などを紹介しました。親子でPHJの展示を見に来て下さったり、とても良い交流ができました。

フォーレストパートナーシップセミナーで講演

2月21日 財団法人 地球・人間環境フォーラム主催の フォーレストパートナーシップセミナー 第2回「企業とNGO/NPOの新たなパートナーシップ:キャパシテイービルデイング」でPHJ代表の木村が講演しました。「企業のノウハウ活用でNGOの組織運営」というタイトルで、PHJの効率的な資金運用、支援する側のニーズに合った提案、活動の進捗管理、支援者への定期報告などの事例を紹介しました。
出席者からは個人賛助会員とともに法人会員の強力な支援を得られている背景を理解できたとのコメントを頂きました。

再トレーニングの必要性

PHJでは母子保健ボランティアを育成していますが、
今回は、12年度に育成したボランティア、及びユニセフが2010年に育成した母子保健ボランティア向けに3日間のリフレッシュトレーニングを行いました。内容は基本的に新規トレーニングの内容全体をおさらいし、重要な部分をピックアップしました。
トレーニングの前後で理解度を測る知識テストを行ったのですが、産前ケアに関する知識では事前テストで67%の理解度、事後では88%、産後ケアに関する知識では事前テストで56%、事後で92%と、それぞれに上昇が見られました。
ただ、1年間で理解度が70%以下に落ち込んでいるのを見ると、定期的なリフレッシュトレーニングの必要性が感じられました。

写真は、家庭訪問での相談の練習です。母子保健ボランティアは、妊婦や産後の女性を訪問して、体調や精神状態などをチェックし、悩みや疑問点への相談に乗ります。
産前ケアはかなり定着してきている感触はありますが、出産が終われば安心してしまうのか、産後ケアに無関心な母親が多くいます。出産後は母親、新生児ともに様々なリスクにさらされやすく、(産後出血、感染症、赤ちゃんの低体温、高熱など様々)死亡に繋がることも少なくありません。今回のトレーニングでは、産後ケアに十分時間を取り、力を入れて再トレーニングしました。

「生後6ヶ月は母乳中心で」

セラン県で実施している月例母子保健教育ですが、今月のテーマは「新生児」
生後まもなくからバナナや蜂蜜を与える習慣があるのですが、生後6ヶ月は母乳で育てるようにという指導を行いました。
また、へその緒の処理についてもコーヒーやウコンなどを塗る習慣があり、これに関しても塗らないようにと厳しく指導しています。

可愛い笑顔を見せてくれました。

今月はランパン病院にて2名の手術が行われました。
そのうちの1名は生後9ヶ月のサミュくん。生後すぐに頻脈と呼吸困難の症状が見られ、
心室中隔欠損症と診断されました。
農業に従事する両親の収入は不安定で、家計は厳しく、手術をする経済的な余裕はありませんでした。
2013年1月8日に行われた手術は無事成功し、写真のような可愛らしい笑顔を見せてくれました!


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