PHJ News No. 77, 2016 Autumn Edition, is published. This issue consists of the Report of Fiscal Year 2016 Activities and Fiscal Year 2017 Plan, etc.
投稿者: staff_17001
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第6回埼玉大学のスタディーツアーを実施しました
タイ事務所閉鎖に伴う挨拶まわり
10月のタイ事務所閉鎖にともないPHJ代表の廣見とタイ事業担当の蓮見がお世話になった医療機関や企業などへ挨拶をするため、タイ事務所のあるチェンマイを訪問しました。
下は先天性小児心臓病手術でお世話になったチェンマイ大学病院を訪問した時の様子。
小児心臓手術で大変お世話になったDr. Rekuan(中央) とDr. Yupada(その左)。
ナコピン病院では子宮頸がん/乳がん検診推進事業でご協力いただいたDr. Anchaleeさんにもご挨拶(左から二人目)。
そのほかにも領事館や支援企業へご挨拶し、最後はPHJタイ事務所の優秀なスタッフと晩餐会。
(左上から所長ジラナン、カイさん、ジョイさん、下にいって廣見代表、蓮見、エーさん)
下の写真の右が、いつも安全運転のブンさん。
明るく元気で優秀なスタッフがタイだけでなくPHJ全体を盛り上げてくれていたような気がします。
ありがとう!
地域の課題を話し合う助産師会議
地域保健センターで助産師と準助産師による会議を開き、出産に関わる地域の課題を話し合いました。
ポイントは「搬送」と「医療機関・人材」。
まず搬送の問題。
農村地にある自宅から医療施設へ移動して分娩する、それだけでも日本では想像できないほどの課題が待ち受けています。
まず車などの交通手段そのものを持っていない、あるいは交通費を出すお金がない。
また車に乗れたとしても舗装されていない土の道路は雨が降れば川のようになり、動けないこともあります。
医療機関側の問題としては救急体制も整備されていないため、農村地にすぐに医師や看護婦が駆けつけるといったことも
難しい状況です。
医療設備の不足といったハード面の問題はもちろん、医療従事者の労働条件があまりよくなく、人材の不足やサポート体制に欠如などがあげられました。
こうした会議から現地の課題をあぶり出すことで、その解決に向けて現地の人が主体的になって活動を進めていくことができます。
今後もこのような話し合いを他の地域でも開催する予定です。
【カンボジア】N連の署名式が開催されました。
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3年目の最終会議
3年間のHIV/AIDS予防事業の最終会議が行われ、
海外事業部長の中田が出席しました。
支援対象となった専門学校を訪問し、
設置されたピア教育ルームの視察しました。
たとえば、ランナ商業専門高等学校(LCC)は、
広い教室をピア教育ルームにしています。
性教育とダンスの先生が二名も常駐しています。
先生がいるため、想像以上に活用して下さっているとのこと。
ピアエデュケーターに関しては自立して積極的になった、
とのことでした。
どの学校の生徒も山岳民族出身であったり、同性愛者であったりと多様なアイデンティティをもっています。
そうしたなかで正しいHIV予防の知識を持ち、問題にぶつかったときに気軽に相談できる環境の重要性を感じます。
また最終会議では各校のピアエデュケーターの代表が
1年間の活動報告をしました。
それぞれ堂々と発表し、またそれぞれ成果も
だしていました。
この事業をきっかけに学校の近くにある病院で青少年クリニックが開設されたなど
地域の自発的な取り組みにつながっています。
保健センターの補修
農村の身近な診療所である保健センターは、妊婦健診や出産を行う大切な場所。
そしてまたスタッフ同士、保健ボランティアを集めての会議も行われます。
農村にとって不可欠な保健センターですが、
老朽化が進んでいたり、設備が不足していたりと
ハード面でさまざまな問題を抱え、時には危険なこともあります。
この保健センターには橋を渡らないと行けません。
センター側からみると、橋の両側が溝ができています。PHJスタッフも足がはまってしまったとか。
小さい子供だったらもっと危険なことになりそうです。
治療を受けにきた診療所でさらに怪我をしてしまったら
大変です。
穴を埋めて補修が必要です。
こちらは保健センターの天井。穴だらけですね・・・。
下のように各保健センターの設備を確認し補修をしていきます。
カンター村助産診療センターにて出産!
カンター村の助産診療センターで出産がありました。
ちょうど出産を終えたお母さんにお会いできました。
もちろん、疲れてぐったりしていますが、赤ちゃんも無事産まれ、
元気に母乳を飲んでいました。
センターを訪問した際に、分娩室の床をしっかりと掃除をしており、
自宅での出産に比べると衛生的にはより良い環境が維持されています。
この点は、母子保健教育を通して村人にしっかりと伝えてもらう、さらなるセンター利用の促進につなげていきたいと考えています。。
下はカンター村助産診療センターの寄贈式の様子。