新築のサブセンターで産声があがる。

2017年6月下旬に新しく建設されたミャイエサブセンター。
サブセンターとは村の一次医療施設であり、人口約3千~1万人をカバーしています。
サブセンターには助産師と公衆衛生スーパーバイザーⅡが1名ずつ配属され、一般診療から母子保健サービス、予防接種などの公衆衛生活動の役割を担っています。
もちろんサブセンターには分娩施設も備えており、
開設してから今までに6件ものお産がありました。(2017年8月17日現在)
PHJでは、ミャイエサブセンター開設前からこの村での母子保健教育を始めていました。
その甲斐もあって、ミャイエサブセンターで出産した6名の女性のうち、4名の女性が母子保健教育を受けており、さらに、2名は2回も受講していました。

新築されたミャイエサブセンターでの母子保健教育は7月から始まっています。
7月は15人の妊婦さんが、8月は14人の産後のお母さんたちが集まり、母子保健ボランティアの説明に熱心に耳を傾けていました。

助産師を監督する立場である婦人保健訪問員も同行し、妊娠中の生活上の注意点、お産の準備、栄養についての講義を行いました。

母子保健教育の後は分娩室の見学を行いました。

今後も母子保健教育を続けることで、村の女性たちが的確な知識を持ち、安全なお産ができるようにPHJはサポートしていきたいと思います。

支援事例:ダンヒルジャパン

ミャンマー 助産診療センターの寄贈(2016-2017)

ダンヒルジャパン社はPHJの活動地のミャンマーネピドー地区タッコン郡ミャイエ村に助産診療センターの建築を支援してくださいました。
ミャイエ村では、助産診療センターの建物がないため、助産師さんの自宅での診療が行われていました。そこで、衛生的な施設での診療や健診、分娩が行えるようPHJでは助産診療センターを建築することにし、2016年 11月に着工し、2017年6月に完成しました。
この助産診療センターでは助産師が常駐し、出産時の分娩教育を行うほか、簡易な治療や妊産婦・村人への継続的な保健教育を行います。出産や育児に関して理解が深まるとともに、安定した母子健康のためのサポートを提供出来るようになりました。
2017年7月27日、現地でミャンマー保健省・ネピドー地区関係者・同社の役員・PHJスタッフなどが参列して寄贈式が行われました。


完成した助産診療センター前で寄贈式に出席した関係者と助産師たち

助産診療センターの内部

ダンヒルのロゴが表示された住居棟の前に立つ伊知地ダンヒルジャパンCEO

東日本大震災被災地へドクターカー寄贈(2011-13)

ダンヒルジャパン社は東日本大地震で被災した気仙沼市の医師会へ災害支援車両2台を寄贈しました。車両は気仙沼医師会と医師会内の臨床検査センターで活用されています。下記は担当者からの感謝の言葉です。
「MOVEをご寄贈いただきありがとうございます。気仙沼市の土地柄は、道幅が狭いうえに坂が多くあります。また、病院の駐車場はスペースが限られているため、小回りの利くMOVEはとても集配に適しております。さらに、4WD機能は冬場の雪道でも安心して集配を行うことができ、女性にも優しい車であり、安心して日々の業務を行っております。」

支援事例:ダンヒルジャパン

東日本大震災被災病院へ紳士服の売り上げの一部とポスター寄贈(2011~2013)

ダンヒルジャパンからサッカー日本代表の選手と監督を日本のサムライになぞらえて描かれたアートポスター(130×95cm)200セットを被災地に寄贈したいとのオファーがあり、気仙沼市医師会より学校や医療 センターに配布していただきました。サッカーファンだけでなく多くの市民に明るさを届けてくれると喜ばれました。写真は鹿折小学校への寄贈式の様子です。

またサムライ・ジャパンのオフィシャルスーツや服飾品の売り上げの一部もPHJ経由東日本大震災の被災病院の支援に使わせていただきました。

支援事例:株式会社アシスト

東日本大震災復興支援(2011~2019)

「ITソリューション」と「ソフトウエア・サポート」を提供する「パッケージ・インテグレーター」である株式会社アシストは、教育部で実施しているセミナーなどの売り上げの一部をPHJ経由被災地の復興支援に寄付して下さっています。
2012年10月18日は役員全員で被災地を訪問し、支援した病院や気仙沼医師会で復興状況の説明を受けました。


森田医院の院長と握手するビル・トッテン会長

気仙沼医師会から感謝状を受け取ったアシスト社役員たち

2011年から2019年9月までに合計3265万円を寄付してくださいました。
株式会社アシストの社会貢献活動の紹介はこちら

支援事例:日本ヒューレット・パッカード株式会社

日本 東日本大震災被災病院へのPC/プリンターの寄贈(2011年~2012年)

2011年3月11日に発生した東日本大震災では多くの医療機関が大きな被害を受けました。病院の建物・設備・機器のみならず、診察記録や患者のカルテなど、病院運営や診療に必要なデータ類の保管や作製に必須のパソコンやプリンターも被害を受けました。
日本ヒューレット・パッカード株式会社はパソコン300台、電子カルテ用タブレット20台、プリンター105台をPHJ経由、全日本病院協会の会員である98の被災病院へ寄贈しました。


電子カルテのインストール

パソコンとプリンターの設定やプログラムのインストールは同社の社員が休日の4日間にわたりボランティアで作業をして下さいました。


パソコンの設定をする社員の皆様

(*)日本ヒューレット・パッカード株式会社は、2015年PC,プリンター事業を「株式会社日本HPに分社しました。

【PHJメルマガ2017年6月】ミャンマー助産師教育募金スタート※動画あり

━━━━━━━━━━━ 2016年6月30日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
PHJ南部です。
突然ですが、想像してみてください。
学校を出てすぐのあなたが
僻地の事務所にたった一人赴任になる。
上司も、先輩もいない。
でも、次から次へと悩みを抱えた
お客様がいらっしゃる・・。
ミャンマーの助産師さんが
働く現場はそんな状況よりも
さらに過酷かもしれません。
お客様は妊婦さんであったり、
病を抱えた患者さんの場合もあるのですから。
そんな助産師さん達の卒後教育を支援する
募金がスタートしました。
このご寄付は助産師さんたちのスキルを支える
大切な研修や教材、医療機器に使われます。

//ミャンマー助産師教育募金、開始しました//
http://www.ph-japan.org/support_myanmar
Youtubeでの動画もご覧いただけます。↑
それでは今月の内容はこちらです
——————CONTENTS———————
【1】PHJ海外活動レポート・・・・・
カンボジア・ミャンマー
【2】PHJ国内活動レポート・・・・
PHJタイのHIV/AIDS予防のノウハウが1冊に!
大阪看護協会主催の講座にてHIV/AIDS 予防を紹介
【3】海外駐在員ブログ・・・・
カンボジア 学生さんの清掃活動
【4】いろいろな形で支援できます。
————————————————
【1】海外事務所活動レポート
《 カンボジア 》
助産師さんのスキルアップのための会議を行いました。
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_63
引き続き、カンボジアの安全なお産も応援お願いします!
http://www.ph-japan.org/support_cambodia_osan
《 ミャンマー 》
助産師さんのトレーニングの様子を紹介します。
http://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_39
【2】PHJ国内活動レポート・・・・・
PHJタイのHIV/AIDS予防のノウハウが1冊に!
http://www.ph-japan.org/program_thai_hiv
大阪看護協会主催の講座にてPHJタイHIV/AIDS予防を紹介
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52244771.html
【3】海外駐在員ブログ・・・・
カンボジア 学生さんによる保健センターの清掃活動
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52243972.html
【4】いろいろな形で支援できます。
★★自動販売機でPHJに寄付ができます。
ドリンクを買うだけで、PHJに支援ができる。
そんな自動販売機をオフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
すでに設置いただいている企業・団体様は50社以上!
設置をはじめメンテナンスはすべてサントリービバレッジサービスが行います。
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
★★gooddoのワンクリックでご支援を!
NPOやNGO団体に、無料で支援を贈ることができるgooddo。
1日1回、「応援する」のワンクリックで、PHJに支援をしていただくことができます。
お仕事や家事の合間のわずかな時間に、gooddoからPHJへの応援をお待ちし ています。!
http://gooddo.jp/gd/group/peopleshopejp/?from=fbn0
★★Tポイントカードやクレジットカードで寄付〈yahoo!ネット募金〉
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます!
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
★★断捨離で支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
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代表 廣見 公正
広報 南部 道子
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【PHJメルマガ2017/5】 助産師の劇にPHJの寄贈救急車登場/カンボジア准助産師のチェック

 
━━━━━━━━━━━ 2016年5月30日
 
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
PHJ南部です。
今月は
PHJカンボジア、PHJミャンマー事務所の
駐在スタッフが帰国し
5月24日の運営委員会で
活動の報告を行いました。
ミャンマーで事業を開始しておよそ2年、
いくつかの成果とともに課題が見え、
それをもとに新たな計画を立案しています。
会ではミャンマー事業の説明を重点的に
つたえました。
運営委員から活発に質問があり、
うまくいった事柄だけでなく
現地の状況からスムーズに行かないことも
両方みえてよかった、とのご意見もありました。
PHJスタッフとしても
普段はメールでやりとりしている
現地の駐在スタッフと話すと刺激をうけ、
考えたり疑問を持ったりする良い機会だと感じました。
それでは今月の内容はこちらです↓
——————CONTENTS———————
【1】PHJ海外活動レポート・・・・・
カンボジア・ミャンマー
【2】PHJ国内活動レポート・・・・・
東日本大震災支援(石巻・気仙沼)
【3】いろいろな形で支援できます。
————————————————
【1】海外事務所活動レポート
《 カンボジア 》
妊婦健診から産後検診、乳児健診まで。
准助産師のスキルを確認しました。
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_62
カンボジア安全なお産応援募金は
目標金額100万円まであと半分!
ご協力お願いいたします。
http://www.ph-japan.org/support_cambodia_osan
《 ミャンマー 》
助産師の劇にPHJの寄贈救急車が登場!「国際助産師の日」
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52243544.html
2】PHJ国内活動レポート・・・・・
東日本大震災支援(石巻・気仙沼訪問)
http://blog.livedoor.jp/ph_japan-saigai/archives/54740451.html
【3】いろいろな形で支援できます。
★★自動販売機でPHJに寄付ができます。
ドリンクを買うだけで、PHJに支援ができる。
そんな自動販売機をオフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
すでに設置いただいている企業・団体様は50社以上!
設置をはじめメンテナンスはすべてサントリービバレッジサービスが行います。
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
★★gooddoのワンクリックでご支援を!
NPOやNGO団体に、無料で支援を贈ることができるgooddo。
1日1回、「応援する」のワンクリックで、PHJに支援をしていただくことができます。
お仕事や家事の合間のわずかな時間に、gooddoからPHJへの応援をお待ちし ています。!
http://gooddo.jp/gd/group/peopleshopejp/?from=fbn0
★★Tポイントカードやクレジットカードで寄付〈yahoo!ネット募金〉
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます!
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
★★断捨離で支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
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母子保健ボランティア育成 4日間集中トレーニング

2か所の保健センターで4日間の母子保健ボランティアの育成トレーニングを開催しました。
トレーニングの内容は、女性の産後ケアや新生児ケアの知識と家庭訪問時の保健教育のためのスキル、レポート作成や保健教育の実践を織り込んだものです。
州保健局からトレーナーを招き、保健行政区母子保健担当者や保健センター助産師も同席しました。
▼講師が家庭訪問時のレポートの書き方についての説明をしているところ

▼ボランティアが、産後の家庭訪問を想定した保健教育の実践を
保健センターで前日出産した女性に対し行っているところ

▼ゲームでトレーニング合間にリフレッシュ

▼オームルー保健センターの参加者との集合写真

どちらの保健センターでも参加者は集中して講義を受け、母子保健ボランティアの役割を学ぶにつれ、より責任感をもって取り組む様子が見られました。
参加できなかった母子保健ボランティアには個別訪問し、継続の意思を確認しながら、今回の講義のフォローアップをしていきます。

助産師卒後教育トレーニング ネピドー公衆衛生局の視察

2017年5月より実施している助産師卒後教育トレーニングですが、助産師を管理監督する立場である「ネピド―公衆衛生局」から定期的に視察団が来ます。
7月にも1回視察に来ており、どのようなカリキュラムで行われているか、教材として何を使用しているかという点に関心を持っていたようでした。また、公衆衛生局タッコン郡保健局担当の医師が保健教育を指導する場面もありました。(下記写真)

公衆衛生局の看護部門を担当する副課長は「私たちもネピド―管区の助産師たちを対象にしたトレーニングを定期的に開催しているが、どのように教えればいいか模索中です。助産師に必要なのは物ではなく、知識です。」と言っていました。
ミャンマーの助産師卒後教育を支援するという共通の目標に向かって、今後もネピド―公衆衛生局と連携していきたいと思います。


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