2020年4月号 新型コロナウイルス感染予防対策 カンボジア:会議で支援 ミャンマー:医療物資の寄贈

ご支援者の皆様

PHJ広報の南部です。
いつもご支援ありがとうございます。

世界で猛威をふるう新型コロナウィルス。

国内でも緊急事態宣言が発令され、
先の見えない状況が続いております。

PHJの事業地であるカンボジアやミャンマーでも感染者が増えており、
さらなる感染拡大に備えた対策が必要とされています。

ミャンマーでは旧正月や水祭りで大勢のタイからの帰還労働者が入国し、感染拡大が懸念されたことから、
PHJは4月初めに事業地の病院や地域保健センターなどの医療機関向けに
感染拡大対策に帰還労働者や感染疑い者に対して感染症状の検査、治療する際に必要となる
医療物資の寄贈を行いました。

またカンボジアでは事業地内で通常開催されている
医療スタッフと保健ボランティアとの会議で
マスク、ゴム手袋、石鹸が配布され、
感染予防対策が草の根レベルで実施されています。

PHJではスタッフの安全を確保しながら、
現地の人々の健康のために活動を継続しております。

詳細は下記のレポートをお読みください。

【PHJ活動レポート】
●ミャンマー事業
タッコン郡保健局とレウェー郡保健局に対して新型コロナウイルス感染対策に必要な医療物資を4月7日、4月8日に寄贈を実施しました。
https://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_72

●カンボジア事業
運営委員会・保健ボランティア会議で新型コロナウイルス対策支援を行いました。
https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_92

【メディア掲載】
武蔵野・三鷹のインタビューメディア「route634」に佐野代表のインタビューが掲載されました
https://route634.jp/person/phj-sano/

【身近なことから支援に参加できます!】
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」
https://www.ph-japan.org/support_hon

○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
飲むだけで寄付ができるようになりました。
オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine

○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/

○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。

海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html

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発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 佐野 廣二
広報 南部 道子
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Copyrightピープルズ・ホープ・ジャパン

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COVID-19対策に医療物資を寄贈と啓発活動を実施

4月末にPHJ事業地のストゥントロン保健行政区より、COVID-19の感染予防対策のために支援要請がありました。PHJカンボジア事務所は、 PHJの事業対象である4保健センターを含む、ストゥントロン保健行政区管轄の全12保健センター、保健ボランティアや母子保健ボランティアに対する物資の寄贈と、手洗いなど感染予防の啓発活動を実施しました。

ストゥントレン保健行政区と保健センターへの物資寄贈

【寄贈した医療物資一覧 (総額約80万円)】
・ストゥントロン保健行政区内の医療施設への支援
1、非接触体温計:12台(12保健センター)
2、マスク(50枚/箱):494箱(保健行政区、地方病院、12保健センター)
3、消毒液 (1.0リットル):120個(12保健センター)
4、消毒ジェル(500㎖):240個(保健行政区、地方病院、12保健センター)
5、感染予防啓発活動費:(12保健センター)
・保健ボランティア・母子保健ボランティアへの支援
1、マスク(50枚/箱):3箱
2、医療用手袋 (100枚/箱):3箱
3、消毒液 (1.0リットル):4個
4、石鹸:168個
5、ペーパータオル:4個

保健行政区長が非接触体温計を保健センタースタッフに配布
保健ボランティア会議にて手洗い啓発活動実施
保健ボランティア会議(各ボランティアへマスク、医療用手袋、石鹸を寄贈)
区の役人による村へのCOVID-19感染予防啓発活動

感染拡大予防のなかでの母子保健サービス継続と向上を

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大予防のため、ミャンマー政府は、5人以上の人が集まる行事の禁止、不要不急の外出の自粛、外出時のマスクの着用、などの措置を講じています。

医療従事者は各地で、体温測定や咳等の感染症状の有無を確認するため24時間体制で勤務にあたっています。そうした医療従事者に必要な医療物資が届けられるよう、PHJは、保健局からの要請に応えて医療物資の緊急支援を実施してきました。緊急支援した医療物資は、タッコン郡・レウェー郡内の病院や施設、各地の検査で活用され、感染拡大予防に貢献しています。

また、このような状況の中でも、妊産婦さんや赤ちゃんは通常時と同じように保健サービスを必要としています。Stay Homeを実施する村びとの健康を守るためには、地域の助産師さんの存在が重要です。
PHJは、助産師の医療技術を維持・向上させるため、助産師スキル・モニタリングの実施をサポートしています。
5月から、以前実施したスキル・モニタリングの結果を助産師さんとともに復習する機会を各地域医療保健センターにて設けています。
COVID-19の影響で医療者月例会議が中止されているため、監督者である政府職員との連携や継続教育の機会が減っている助産師にとって、この機会にひとりひとりが自身の医療技術を振り返り向上させることができただけでなく、スーパーバイザーである政府職員と助産師の連携強化にもつながっています。


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