メッセージdeメッセに参加

2月24日武蔵野市市民協同推進ネットワーク主催の展示会が武蔵野プレイスのギャラリーで開催されました。昨年に続きPHJも参加して、タイ、インドネシア、カンボジアでの母子保健改善活動、感染症予防教育、障がい児支援、東日本大震災復興支援、武蔵野市の補助を一部受けて作成した「アジアのおはなしカレンダー」などを紹介しました。親子でPHJの展示を見に来て下さったり、とても良い交流ができました。

フォーレストパートナーシップセミナーで講演

2月21日 財団法人 地球・人間環境フォーラム主催の フォーレストパートナーシップセミナー 第2回「企業とNGO/NPOの新たなパートナーシップ:キャパシテイービルデイング」でPHJ代表の木村が講演しました。「企業のノウハウ活用でNGOの組織運営」というタイトルで、PHJの効率的な資金運用、支援する側のニーズに合った提案、活動の進捗管理、支援者への定期報告などの事例を紹介しました。
出席者からは個人賛助会員とともに法人会員の強力な支援を得られている背景を理解できたとのコメントを頂きました。

再トレーニングの必要性

PHJでは母子保健ボランティアを育成していますが、
今回は、12年度に育成したボランティア、及びユニセフが2010年に育成した母子保健ボランティア向けに3日間のリフレッシュトレーニングを行いました。内容は基本的に新規トレーニングの内容全体をおさらいし、重要な部分をピックアップしました。
トレーニングの前後で理解度を測る知識テストを行ったのですが、産前ケアに関する知識では事前テストで67%の理解度、事後では88%、産後ケアに関する知識では事前テストで56%、事後で92%と、それぞれに上昇が見られました。
ただ、1年間で理解度が70%以下に落ち込んでいるのを見ると、定期的なリフレッシュトレーニングの必要性が感じられました。

写真は、家庭訪問での相談の練習です。母子保健ボランティアは、妊婦や産後の女性を訪問して、体調や精神状態などをチェックし、悩みや疑問点への相談に乗ります。
産前ケアはかなり定着してきている感触はありますが、出産が終われば安心してしまうのか、産後ケアに無関心な母親が多くいます。出産後は母親、新生児ともに様々なリスクにさらされやすく、(産後出血、感染症、赤ちゃんの低体温、高熱など様々)死亡に繋がることも少なくありません。今回のトレーニングでは、産後ケアに十分時間を取り、力を入れて再トレーニングしました。

「生後6ヶ月は母乳中心で」

セラン県で実施している月例母子保健教育ですが、今月のテーマは「新生児」
生後まもなくからバナナや蜂蜜を与える習慣があるのですが、生後6ヶ月は母乳で育てるようにという指導を行いました。
また、へその緒の処理についてもコーヒーやウコンなどを塗る習慣があり、これに関しても塗らないようにと厳しく指導しています。

可愛い笑顔を見せてくれました。

今月はランパン病院にて2名の手術が行われました。
そのうちの1名は生後9ヶ月のサミュくん。生後すぐに頻脈と呼吸困難の症状が見られ、
心室中隔欠損症と診断されました。
農業に従事する両親の収入は不安定で、家計は厳しく、手術をする経済的な余裕はありませんでした。
2013年1月8日に行われた手術は無事成功し、写真のような可愛らしい笑顔を見せてくれました!


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